今日のヴェリタス

今日のヴェリタス2020-12-03T17:11:50+09:00
2409, 2022

何だか楽しそう

2022年9月24日|

ヴェリタスの自習室に通ってくる生徒たちを見ていると、なんだか幸せな気持ちになる。講師が生徒の質問や相談を受けている姿はすでに日常の光景になっているが、中でも受験生が楽しそうに通ってくる姿を見ると、羨ましくもあり、少し不思議な気持ちにもなる。自分の受験期といえば、某予備校に通い英語辞書を丸ごと暗記している名物講師が、端から単語と意味を暗唱するのをテープに録音し、一つでも多く覚えようと四六時中聞いていた。こんなつまらない詰め込み勉強も、当時の自分は「受験期だから仕方ない」と諦めていた。かたやヴェリタスの受験生はどうだろう。受験生なのになんだか楽しそうに集まってきて、なんだか楽しそうに議論して、時には友達の質問に答えたり、下級生の質問に付き合ったり、この余裕はどこからくるのだろうか。もちろん、目に見えない部分でのプレッシャーや大変なこともあるとは思うが、自分もこんなふうに受験期を過ごせたら、と思わずにはいられない。中学生、高校生という多感な時期に、「○◯のため」と半ば諦めて、つまらなかったり、嫌だったりする気持ちを抑えて勉強している子供達がいるとしたら、ぜひヴェリタスにきてほしい。ここには勉強を楽しんでしている仲間や講師がたくさんいる。この学びの空気感を体験した子達は、きっと受験を終えてからも学ぶことを楽しんで続けていけるのではないだろうか。

1408, 2022

名著の翻訳に取り組む(英語基礎コース最上位 L5クラス)

2022年8月14日|

2022年度の夏学期のL5クラスでは、その活動の一部として、有名かつ読みやすい短編小説を幾つか選び、参加者がそれぞれ担当箇所を決め、その翻訳を作っていきました。学校の期末テストと時期がかぶるなどして、担当者が訳稿を提出できない場合には、他の参加者が代わりに翻訳したりするなど、皆が助け合って翻訳に挑戦していました。また、授業本番では、各人の訳稿に他の参加者がコメントをしていったのですが、細かい表現にも皆がこだわりを見せ、一語一語を大切にする態度を実践的に学んでいました(授業風景については、写真をご覧ください)。また、学期の後半になりますと、参加者は他人と自分との言語感覚の違いにも敏感に気がつくようになり始め、翻訳対象の文が言いたいことを正確に反映させた上で、どのような表現がもっとも読者の心を打つかといった高度な問題意識にも目覚めていました。翻訳において肝要なのは、作者の意図を決してねじまげてはいけないという意味での制限と、その制限の中で発揮されるべき翻訳者の工夫という意味での自由とが、バランスよく同居していることなのですが、このことを途中から生徒たちもはっきりと理解し始めていたように思われました。この授業で扱った作品は、具体的には、①マーク・トウェイン著『カリフォルニア人物語』、②オー・ヘンリー著『最後の一葉』、③エリス・パーカー・バトラー著『ブタはブタ』、④ワシントン・アーヴィング著『悪魔とトム・ウォーカー』、⑤ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)著『日本海に沿うて』、⑥ジャック・ロンドン著『キーシュ』などです。これらの英米文学における小品(ではあるが粒揃いの作品群) を訳していきました。この成果物は、一冊の冊子にして配布されます。使用テキストはこちら、皆で作った翻訳はこちらからご覧になれます。

1707, 2022

相変わらずの風景

2022年7月17日|

土曜の午後のヴェリタスは賑やかだ。入れ替わり立ち替わり生徒が質問に来たり、入塾希望者が相談に来たり、受付が開くと同時に自習に来る生徒もいる。今朝は早くから、新しい講師養成のための模擬授業も行われていた。生徒が来る前の静かな教室から、より良い授業のための真剣なやりとりが聞こえてくる。かたや世界を見渡せば、ウクライナでの戦争は収束の兆しを見せず、日本を含む多くの国々が史上初の猛暑に見舞われている。一方国内では追い討ちをかけるように誰も予想しなかった惨事が起こり、コロナは新株BA.5が猛威を振るい感染者が急増。これだけ想定を超えるできごとが頻度高く起こる日常だからこそ、ここに来れば「当たり前に」生徒たちが安心して質問できる場、楽しく議論できる場、講師・職員たちが学び合える場を作っていきたい。今日も数々のやり取りやいつも通りの風景からそんな風に思えたことに感謝である。

1605, 2022

サードプレースとしてのヴェリタス

2022年5月16日|

一般的に学習塾といえば、受験のための、補習のための、先取りして学びたい人のための、などさまざまな目的のために学習する場であると言えよう。しかし、ヴェリタスはそれだけではなく、ここに通う生徒たちにとって、家庭でも学校でもない第三の居場所を提供できたらと思う。実際受付横の講師室では、講師と生徒はもちろん、さまざまな年齢の人たちや違う学校から通う友達と、勉強の話、どうやってものを覚えるかの話、なんのために学んでいるか、友達関係の話、学校活動との両立の相談、あらゆる話題が飛び交っている。多様な人々との多様な出会いや交流を通して、教室とはまた一味違う空気を呼吸できる場にしていきたい。

1603, 2022

ヴェリタスの春(春期講習・新中一数英スタート・卒業式)

2022年3月16日|

ヴェリタスでは1月にスタートした春学期が終わり、内部では校内模試の実施、そして昨日からは「春期講習」がスタートしました。同時に2月に体験授業を行ってきた新中一のみなさんは、小学校卒業より一足早く早速授業がスタートしています。ヴェリタスの授業を見て思うのは、授業に「活気」があること。以前自分は活気がある授業とは先生のパフォーマンスが上手で、なんとなく楽しそうな授業をイメージしていましたが、ヴェリタスの「活気」は少し違います。講師が派手なパフォーマンスをするわけでも、高速で覚えられるノウハウやメソッドを伝えるわけでもありません。なので一見地味ではありますが、生徒の様子を見て思います。確かに頭を動かしている、と。それは講師一人一人が「学問に誠実に向き合っている」その空気が教室にいる生徒たちに伝わっているからではないでしょうか。学問に誠実に向き合う、とはどういうことか、あらわれる形は各講師によって違います。しかしどんな形であれ、ヴェリタスの授業を通し、効率やスピードではない「学問のたのしさ」や「たのしみ方」を若いみなさんに少しでも伝えられたら、それはこれからの「勉強」が「学問」になる種を蒔いていることになるのだろうと思います。希望の春にこのような感想を持てたことに感謝です。

1002, 2022

「塾で人生が決まる?」

2022年2月10日|

2月1日付の朝日新聞で「塾で人生が決まる?」と題し、少子化にもかかわらず過熱する受験競争の実態を伝え「進学塾」がその原因の一旦を担っているのではないかというテーマで論じていた。ヴェリタスも言わずもがな「塾」であり「受験科」もあり、業種といえば「学習塾」の部類に入るが、いわゆる受験競争の合格メソッドを提供する「進学塾」とは異質であることをこの記事を読み再認識した。そんなヴェリタスに新しい仲間を迎えるため、2月6日には新中学一年生を対象に体験授業とカリキュラム説明会を行った。「パズルのピースがはまったようにわかってすごく気持ちよかった」「その答えになるのはどうしてなのかという論理がこれから大事になっていくのだなと知ることができました」「具体的な根拠からその答えにたどり着く理由を教えてくださって、とてもその問題に納得がいき、わかりやすかったです」など、表現は様々だが、2時間足らずの体験授業を通しヴェリタスが伝えようとしていることをしっかりと受け止めている小学校6年生の感想に驚かされた。また、体験授業後に行われたカリキュラム説明会に出席した保護者の方からも「卒業生のお話を伺い学ぶ姿勢についても学ぶことができ、受験だけでなく今後役に立つと思いました」「学びのモチベーションを友人とともに高めあう雰囲気にとても好感を持ちました」「昔自分が覚えた時には、わからないままひたすらただ覚えたことも、今さら納得できる内容でした」などの感想が集まった。私も進学塾で人生は決まると考えたことはないが、ヴェリタスでの出会いはものの見方や考え方を広げ、ひいては人生を変える可能性もあるのではないか、ヴェリタスの在校生や卒業生を見ていて日頃感じていることを実感できた1日だった。2022年度、1人でも多くの新しい同志の皆様とともにそんな場を作っていけたらと考えている。

3001, 2022

1ヶ月あってできないことは1年かけてもできない

2022年1月30日|

共通テストを終え、受験生は国公立2次試験に向けて取り組む時期に入りました。ヴェリタス受験科も各種の直前講習を終えた生徒の皆さんが自習に訪れています。2次まで最後の1ヶ月、健康に気をつけて、妥協せず各々の取り組めますように。表題の「1ヶ月やってもできないことは1年やってもできない」は受験前の三箇条の一つ、自分もこの1ヶ月そんな覚悟で過ごしてみようと思いを新たにしました。昨日は湯島天神でお参りをしてきました。一足早い紅梅や蝋梅も咲いていました。ヴェリタスには中学一年生から6年間通った人も、受験科から1年間だけ通った人もいますが、いつの間にかどこかしらヴェリタスらしさを醸しながら、穏やかな雰囲気の中で受験を迎えている姿が印象的です。昨年に引き続き今年はコロナ感染にも気をつけなければならず、受験生には酷な状況が続いていますが、備えを怠らず蓄えてきた力を存分に発揮できるようにと願っています。

1001, 2022

カラフルの一部分

2022年1月10日|

あっという間に年があけ、2022年になりました。明けましておめでとうございます。さて、暮れから年明けにかけて、ヴェリタスは行事が目白押し。冬学期修了の校内模試、冬期講習、基礎科は学期を終えての発送、そして大掃除。明けたと思えば開講日、とお正月気分も束の間、日常が戻ってきました。昨年を表す漢字は「金」だそうで、オリンピックや大谷翔平選手の活躍が影響しているとか。ちなみにヴェリタスを色に例えるとなんだろうと考えますと、迷わず「カラフル」と言えるのではないかと思います。講師も生徒も個性的な人が、それぞれ居心地の良い場所。それぞれが思い思いのスタイルで学べる場所。誰もが誰かと同じであることに腐心したり、違うことを否定したりするのではなく、その違いを尊重できる場所でありたい、と思います。

2212, 2021

勉強は楽しい・・・だから受験も頑張れる

2021年12月22日|

9月から始まった冬学期、今週でどのクラスも最後となります。特に受験科のみなさんにとっては、1月から始まったクラスの最終講、思いもひとしおです。ヴェリタスで人気の理科一年完成コースは文字通り受験前の1年間で、受験に臨める力を身につけてしまおうというスピードクラス。だからと言って、テスト攻略の早道とは真逆の内容。「そんなことまでいる?」というレベルまでやってしまう、そうです。卒業生インタビューでも、在校生インタビューでも皆が口を揃えて言っているの「遠回りが逆に近い」「<参考>がむしろためになる」「大学の授業が余裕」など、はその裏付けかと。単に受験を成功させるメソッドを超えた何かを掴んでいる様です。とはいえ、受験本番目前は誰もが緊張し、気持ちも落ち着かないと思いますが、ヴェリタスで培った「勉強は楽しい!」と思える感覚を忘れず後1ヶ月足らず、頑張って欲しいと思っています。

1511, 2021

「説明を聞いてとてもワクワクした」(受験コース説明会参加者アンケートより)

2021年11月15日|

先週に引き続き今週は外部生向けに「受験コース説明会」を開催しました。ヴェリタスの受験コースは1月からスタートする1年完成コース。まずこの一年のカリキュラムの全体像をお話しし、その後数学、英語、理科(物理・化学・生物)、国語の各講師からの説明、そして卒業生からの話を聞きました。参加者の感想には「1年間で履修を終わらせることができるという説明に根拠があり納得できた。」「説明を聞いてワクワクした。早く数学・理科の授業を受けたい。」「原理から学ぶにとても共感しました。」と言う声も。また「勉強を始めるのが4月からでいいと思っていたため、楽観視していたことに気づけた。」「実際に通われている方のお話を聞くことができて、イメージがつきやすかった。」「パンフレットで見た通りの塾だと思った。」などこの1年間のイメージやヴェリタスを身近に思っていただけたことが感じられ、嬉しく思いました。とても小さな塾ですが、一人一人を大切にして、受験であってもその先につながる学びを目指している塾です。自ら望んで、深く、楽しく、一緒に学べる仲間を募集しています!

2210, 2021

“暗記が苦手な人”集合!

2021年10月22日|

前回更新からあっという間に1ヶ月経ってしまいました。毎年この時期には、新年度に向けた新しいパンフレットを作成しています。中身は全て手作り。構成も少しずつ変えながら、ヴェリタスを知りたい、という方により見やすく、伝わりやすい形にできるように工夫しています。中でも毎年更新している在校生、卒業生インタビューは、写真撮影はもちろんインタビューも講師と生徒の共同作業。生徒が日頃心で感じたことを本人の声として引き出すか、には毎回苦戦しますが、その声を聞くにつけ、ここでやっていることの意味を感じることができます。“大っ嫌いだった数学がいつの間にか楽しくなってたんですよ”“モヤモヤしてたものがスッキリして”“とにかく暗記が苦手で・・”“授業に出るたびに無敵になっていく気がするんですよね”と。予想を超えた心の声が聞こえた時は鳥肌が立つ思いです。塾なのに、受験なのに、ギスギスした雰囲気は皆無。逆にまず浮かぶのは楽しく学んでいる姿。そして、意外とみんなの口から聞かれるのが“暗記が苦手だ”という共通点。勉強を暗記で済まさず楽しむ、楽しいから続けられる、これからもそういう塾でありたいし、現にそうなっていることがこのパンフレットを手に取ってくださる方にお伝えできれば、と思っています。

2209, 2021

本当に学びたいのは物事の本質

2021年9月22日|

偶然だが、朝日新聞の声欄にこんな投稿があるのを見つけた。「化学の授業で、炎色反応について学習した。炎の色の変化とその反応を示す元素の組み合わせを語呂合わせで覚えるという物だった。落下運動を扱った物理の授業では、重力や重力加速度について教わった。このような授業ではいつも歯痒い思いをしている。なぜなら、語呂合わせや単なる事実の羅列を知りたいのではなく、化学反応が起こる仕組みや重力の原理について深く学びたいからである。物事の本質に触れず、暗記を求められるだけの授業では感動がないし、知的好奇心も阻害される。何より、勉強の目的が見えてこない。試験でいい点数を取らせることしか目的としてないように見える・・(後略)」と…16歳の高校生が綴る。大人の我々より勉強の本質をよっぽど見抜いているのではないか。大人は兎角子供に安全な進路を歩んで欲しいと思うばかりに、より短時間で、より簡単にその道に到達するであろう方法を提供しているつもりでいるのではないか。その場だけ通用すれば良い知識や、テストの点をあげることばかりに注視した要求に辟易している子供達がいることを忘れてはいないだろうか。自分も一親として、自戒の念をこめつつ、塾ながら物事の本質を教えようとしているヴェリタスの試みに偽りはないと、日々楽しそうに勉強をしている講師、生徒たちに教えられている。

1709, 2021

先につながる学び〜厚生労働省で医系技官として活躍

2021年9月17日|

冬学期が始まりました。ヴェリタスでは、冬へ向かう9月から12月を冬学期と言います。受験科はいよいよ受験前の最後の学期なのでテストゼミ形式の授業が続きます。受験といえば、人よりも1問でも多く正解し、一点でも多く取るために殺伐とした雰囲気になるはず?なのにそんな空気を全く感じさせない理由の一つに、受験とはいえ合格や点数だけを目的とせずその先を見越した授業が展開されているからかと思います。今回紹介するのはヴェリタスを卒業し医学部を卒業、医者の道を歩み始めるも逼迫する医療現場に問題意識を感じ、改めて公衆衛生を学び現在の職場で活躍されている佐野隆一郎さんです。来年度の受験科パンフレットに掲載される予定ですが、先取りで掲載します。==私は現在、厚生労働省で医系技官として勤務をしています。医系技官とは医師免許を持った行政官で、今まで医師の育成に関わる制度や、介護保険の仕組み作りに関わってきました。医学部を卒業した時点では普通に内科医になろうかと思っていたのですが、研修医で赴任した地域が医師不足の地域だったこともあり、もう少し医療制度を抜本的に変えたいと思い、臨床研修修了後に公衆衛生大学院で2年間勉強した後、今の仕事を始めました。行政の仕事に必要な「調べて、理解して、どうすればいいか考え、説明する」というプロセスはヴェリで生徒として学んだこと・講師として働いていた際に求められたことに似ている部分があると思います。結局全てのものは誰かが考えて、様々な経緯がありできあがったものだから、一からちゃんと調べて考えればわかる。そういう自信は、ヴェリタスに通っていた頃につきました。今の仕事では、例えばエビデンスに基づき政策を考え、それを実現するために、「理由を考えればわかる」「それに基づいて説明して理解してもらう」というヴェリタスでの経験が活きています。ヴェリタスは、与えられた教科書などで学ぶだけではなくて、大元からちゃんと考えたい人に向いている塾かな、と思います。恐らく私が公衆衛生大学院にわざわざ行って勉強し、医療制度から変える仕事に就こうと考えたのも、根源に高校生の時からの「大元からきちんと考えよう」という積み上げがあったからかな…と。

2808, 2021

夏期集中授業 最終ターム開始

2021年8月28日|

夏期集中授業もあっという間に最終タームに入りました。今年は全部で54講座が行われました。外部生向けに新しく「基礎英文法速習講義」や「中学。高校英文法論点講義」を行ったり、電子黒板を試しに入れてみたり、ディスカッションを取り入れた「確率講義」もありました。電子黒板を使った生物の講座に参加した生徒からは「図など実際に見た方が理解しやすいため、資料や映像をみれることは良いと思った」物理の生徒からは「イメージがしづらい波の動きが動画で見られて良かった」「ヴェリタスの授業の次元が上がった」という声が聞かれました。また「確率講義」では「ディスカッションがとにかく楽しかった」と、仲間と学ぶ楽しさが実感できた生徒も多かったようです。新型コロナウイルスの感染が若年層まで広がる昨今、安全を守りながら対面授業を続けるのは決して簡単なことではありません。しかしこうした生徒たちの声を聞くにつけ、また講師の実感するところからも、他者とのやりとりの中での学びを重視するヴェリタスとしては、今後もできる限り対面での授業の場を確保できるよう努力していきたいと考えています。

708, 2021

ヴェリタスの夏期集中授業

2021年8月7日|

8月1日から始まった夏期集中授業。昨日で第一タームが終わり、本日から第二タームが始まりました。猛暑に加え、新型コロナウイルスの感染拡大、という厳しい環境の中ではありますが、朝早くから夜遅くまで、連日講師も生徒も頑張って来校しています。こちらは中学英語を一通り学んだ方を対象に、中学英文法全てと高校英文法の基礎を網羅した「中学・高校英文法論点講義」。生徒が5日間でこの内容、ペースがかなり早くなることで生徒がついてこれるか心配していた担当の砂田講師も、「途中で「ここまででわからないとこある人いる?」と挟むことで、わからないまま進んでしまうリスクをかなり減らせたのではないか。」また「5日間でほぼ全ての文法項目をさらうことで、今までバラバラにやっていた英文法の全体像がクリアになったのではないか」と、振り返っています。難解な英文法をいかに整理して生徒の理解につなげていくか、細部までねられた講師自作のオリジナルテキストからもその熱意が伝わってきます。コロナ禍で対面授業という学びの場の確保も難しくなってきていますが、短期間であっても生徒一人一人の成長を心から望み、その学びの達成に心身を注ぐ講師の取り組みが今日のヴェリタスを支えていると思っています。

2407, 2021

朝中サマスク「生物学ってこんなに面白い!」

2021年7月24日|

先週末7月17、18日  東京築地のスタジオから、朝日中高生新聞主催のオンラインサマースクールが配信されました。ヴェリタスからは生物科の佐久間講師が「生物学ってこんなに面白い!性の多様性を学ぼう」と題して、1時間の講義を行いました。企画から当日まで約4ヶ月間、どんな授業が良いか、どんな演出が良いか、試行錯誤を重ね当日を迎えました。佐久間先生手作りのPDF、そして本番に向けた手作り台本、そんな舞台裏の労作に支えられて、「当日は一番盛り上がっていた講座」と主催者からも称賛の声が届きました。また、時間内では答えられなかった質問について、丁寧で細かな回答を作ってくださいました。こちらをご覧ください。また盛り上がった当日の様子もこちらから見ることができます!サマスク講座に続き同テーマでの夏期講習も行いますので、ぜひご参加ください。

1607, 2021

学びの風景〜基礎科英語Level5

2021年7月16日|

ヴェリタスの数ある特色ある授業の中でも、ぜひ紹介したいのがこちらL5(エルファイブ)クラス。中学校1年生からL1で学び始め、L2L3…と1年ずつ積み重ねてきた高2生10名のクラスです。今回は担当の田中講師にどんなクラスなのかコメントしてもらいました==日本文化論をフィーチャーしている直近2回の英語科L5クラスの内容を紹介します。前回(7月6日)は、「義理」に関する文章を読みました。そして、今回(7月13日)のL5クラスの授業では、論文*を読みました。日本文化について考えようとすると、真空の中に日本文化が出現するはずはないので、その日本文化の担い手たる人間たちの集団を考えなければなりません。そうすると、誰しも、「担い手とは日本人のことである」と答えたくなります。しかし、ではその日本人とは具体的には誰のことでしょうか。どうやって日本人の範囲を確定するのか。そうすると、客観的な基準を設定しようとして、「日本国籍を持っている」という性質が特権的に注目され、問題になります。しかし、「誰が日本人なのか?」という先ほどの問いに答えようとして、客観的な基準を立てるとき、必然的に除外されてしまうことになる人々が常にいるのではないでしょうか。彼らは日本文化を担ってはいないのでしょうか。すぐには思いつかないかもしれませんが、それらは具体的にはどんな人々だろう、ということを、当該論文に掲載されている様々な事例をもとに考察していきました。要するに、「日本国籍を持っている人だけが日本文化の担い手なのか」という問いを考察していたわけです。授業中には、活発な異論反論が飛び交い、誰もが自由に発言でき、参加者のどんな些細な疑問にもみんなで一緒に答えていくという刺激的な場が確かに現出していました。担当講師の田中は、基本的に生徒たちの輪読と担当箇所に関する発表を聞いており、議論の進行がスムーズに行くように、必要に応じてお手伝い(ファシリテート)をしています。使用テキストでは、教育論、フェミニズム、宇宙論、監獄論、動物論、英語論、スポーツ社会学など、さまざまな分野の基礎的文献が毎回フィーチャーされ、どんなときにも自由なディスカッション形式で輪読をしています。生徒は他の生徒(や講師)に自分の担当箇所を発表し解説するという経験を積み重ねる中で、「著者は要するに何が言いたいのか」「それについて自分はどう思うのか」「どういう言語表現を駆使すれば発表内容が効果的に伝わるのか」「自分が言いたいことは何なのか」といったことを試行錯誤し、毎回少しずつ上手になっています。 *Harumi Befu, Concepts of Japan, Japanese Culture and [続きを読む]

507, 2021

人と人とを繋ぐ場所

2021年7月5日|

7月4日日曜日、多くの人がヴェリタスを訪れた。年に一度の保護者面談とその後の職員総会のためだ。とかく「このご時世ですから・・」と敬遠される対面でのイベント。主催側としても神経が尖るが、それでも対面で実施する意義を取った。加えて今年は各地で大雨の予報。欠席者が多いのではないかと懸念したが、それどころか予想以上に盛り上がった。面談が盛り上がる、という風景はにわかに想像し難いかも知れないが、ソーシャルディスタンスを取りながらも熱心に議論する講師と保護者。職業柄もあり、大抵の講師は声が大きい。加えて3台の長机を挟むため、普段以上に声が大きくなるのだろう。休日の大切な時間、悪天候に関わらず足を運び、講師の話す言葉に耳を傾ける保護者の皆様の熱意も伝わってくる。家庭での様子を話し、進路の悩みを打ち明ける。縁あってヴェリタスに通ってくださる生徒さんが「一人残らず質高く学ぶ」には、どうしたら良いか、何ができるか、講師と保護者が語り合う。今年の総会の小テーマ「今まで、どんな時によりよく学べたか」でも、話題はこの理念をいかに現実のものとするかに行き着いた。ヴェリタスは「受験のために、全てがうまくいくようにお膳立てする塾」ではない。「自分で学び続けられる力をつけてもらいたい」そんな思いが根底に流れている。ある講師が言った「放任でありながら見捨てない」それもこの塾の多様なあり方の一つであると感じた。

2506, 2021

手で書く意味

2021年6月25日|

デジタル時代と言われて久しいが、私たちはデジタルをうまく使いこなせているのだろうか。そんなことを考えていたら、こんな新聞記事が目に止まった「様々な電子機器を使うようになった大学の授業では、スクリーンに映写された情報をノートに取ろうとしない学生が増えていると感じる。板書を映さずにスマホで写真を撮るだけの学生も多い。情報獲得のための労力が軽減されるにつれ、情報を人間自身が内面化する作業まで省略化されていはいないか。」(21年6月24日朝日新聞朝刊より抜粋)、と。なるほど、書いた結果だけを見れば、機械は人間より速くかつ正確だ。しかし、その過程で行われていること全てを再現しているか、といえばそうではない。つまり書くこと、書き写すことによって人は何をしているかを今一度立ち止まって考えなければならないのではないか。あえて時代に逆行しているつもりはないと思うが、ヴェリタスはまだ手書きで溢れている。授業の板書然り、生徒のノート然り、ホワイトボードに書かれた議論の跡や落書きしかり。これらを見れば誰もが、書くということの意味や面白さを実感できる。デジタル時代だからこそ、「人が何をしているか」に、目を向けていきたい。

906, 2021

理想の学び場を求めて

2021年6月9日|

ヴェリタスってどんな塾?他の塾とどう違うの?と聞かれた時、なんと答えるのが適切だろう。「講師と生徒の距離が近い」「原理に遡って深く学ぶ」「歴史を追うように学ぶ」「自らの頭を使う場としての授業」「大学に一番近い塾」など数多くのフレーズがある。その全ては確かにヴェリタスにある環境、学びの形、授業の姿を表すものといえる。一方、ヴェリタス は、どの授業を取ってもマニュアルがない。「関わる全ての人が質高く学ぶ」というビジョンはあるが、授業のデザインは各講師に任されている。逆にそれができるレベルにならなければヴェリタスの講師にはなれない。この自由さはそれを支える学問への深い造詣と講師としての責任感なしに許されるものではない。現れてくる形は違っても、これがヴェリタス のすべての講師の共通項であり、漂う雰囲気の根底にあるような気がする。「こんな塾があったらいいな」と思う学問好きの人たちが集い、それぞれの「あったらいいな」を求めてそれをデザインし、それらが組み合わさって一つの場を提供している。おそらくこの世の中で唯一無二の塾の姿かと思う。

2905, 2021

第8講夏学期折り返し地点

2021年5月29日|

早いもので、今学期も折り返し地点です。1学期16週、毎回の授業が3.5~4.5時間なので1学期で56〜72時間になります。数ある塾の中からヴェリタスを選び、学んでいる生徒の皆さんは、この時間で何をどのように吸収していっているのでしょう。「授業がテーマごとに分かれていてとてもわかりやすい。また毎回のテストや宿題で基礎が定着した気がする(L2中二女子)」「4時間という長い時間勉強していたので、前よりも集中力が続いたし、テスト対策になった(HFB 高一女子)」「問題を見て、どのような思考で解き始めるかを分かりやすく教えてもらった」(U3高三)などたくさんのアンケートを読んでいると、「どう学ばせるか」ということに日々腐心している講師の先生の姿が次々と浮かんできましたた。講師の思いは確かに届いているようです。

1805, 2021

どこで、どう学ぶか。

2021年5月18日|

どこの塾にもある授業風景、でもそこにはそれぞれの塾の個性が表れているのではないでしょうか?ヴェリタスの個性はなんでしょう。様々な背景を持つ講師、現役大学生、大学院生、そして社会人講師、現役を引退された元研究者の先生など。それぞれが自分のスタイルで語りかけます。受講生はどうでしょう。中学校1年生から高校三年生まで、学校より一歩進んだ、一層深い、ぼーっとしていてると置いていかれそう、でもちょっと背伸びをしたら、見方を変えたら、仲間と知恵を出し合ったら、分かる、届く、そんなことをしているうちに、もっと知りたい、もっと学びたい、と自然に思えてしまう。「◯◯のため」という勉強ではなく、勉強そのものを楽しんでしまおう、そんな幸せな学び方ができる塾なのではないか、という気がしています。

405, 2021

『GW特別講座』今日も頑張っています!

2021年5月4日|

緊急事態宣言の中迎えた今年のGWですが、いかがお過ごしでしょうか。ヴェリタスは学期中、日曜しか休まないので、連休中も通常通り授業があります。それに加え5月3日〜5日はF1L1クラスの特別講義を行なっています。3月に始まった講義の初回〜10回分を凝縮した講座で、第11回以降のクラスへの編入を目指している人もいます。連休も休まず頑張っている皆さんには、今回の講座で今までにはない新しい視点を得ていただけたらと思っています。

2904, 2021

ヴェリタスという<場>

2021年4月29日|

先日『カフェから時代は創られる 』飯田 美樹 (著)という本に出会いました。「20世紀初頭のフランスのカフェ。コーヒー代さえ払えば、身分や社会的立場に関係なく誰でも受け入れてもらえ、何を考え、それをどう表現しようが、誰からも何も言われない──彼らの求める自由が、そこにはあった。ピカソ、ヘミングウェイ、アンドレ・サルモン、モディリアーニ、藤田嗣治、マン・レイ、サルトル、ボーヴォワール……。まだ何者でもない者たち。彼らは、カフェというゆりかごで同志やライヴァルと出会い、刺激し合い、切磋琢磨し、少しずつ自らの力量を超えることで、時代を切り拓く存在となっていった」(本文引用)と。ヴェリタスがここに集う全ての人にとって、そんな<場>となるようにと願っています。感染リスクなど気にせずに ...

1604, 2021

夏学期スタート!第1講が一周しました。

2021年4月16日|

ヴェリタスでは1年を3学期に分けて、カリキュラムが組んでいます。夏学期は基礎科のスタート。受験科にとっては2学期目のスタートです。一足早く始まった新中一、新高一生向け講座に続き、様々なクラスが初講を終えました。春期講習を終え、休む暇もありませんが、今学期も全16講が実りあるものになるよう、一回一回を大切にしていきたいですね。写真は開講前の講師の準備の様子と初講アンケートです。今学期も関わる全ての人が楽しく学べる場を作っていきたいと思っています。

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