1月22日を皮切りに、来年度基礎科のカリキュラム説明会が始まった。3月からの入塾に向けて、小学校卒業前から中学入学後そして将来を見据えた塾選びのために、足を運んでくださる保護者の方々には敬意と感謝の気持ちが湧いてくる。限られた時間の中で何をどのように感じていただけるか、を考えるのは授業も説明会も変わりはない。自分は他塾の説明会を主催したことはないので比べることはできないが、少なくともヴェリタスでは、講師の発する言葉や態度、会場の雰囲気などから、私たちが日頃から大切にしている「率直さ」「誠実さ」「等身大さ」を感じていただけるものでありたいと思っている。分からないことを「分からない」と言える教室、各自の疑問を誤魔化さず納得するまで追究できる仲間、そして自分を大きくも小さくも見せずありのままを受け止め、そこからスタートする習慣を身につけることなど。たかが塾、されど塾。“受験にどんな手段を使っても構わないか”“合格のためならこの一年を棒に振ってもいいのか”“わけがわからなくても丸暗記して合格点が取れれば良いのか”。一つでも「否」という答えが心に浮かぶ人はヴェリタスにきっと向いているはずだ。中学生、高校生という人生で最も自由に過ごせるはずの時期に「合格率」や「偏差値」など「数」を上げるためだけに時間を使わせて良いのだろうか。今回の説明会でも卒業生に体験談を話してもらった。ヴェリタスに入って一番良かったことは「わからないことがゼロになるまで何十時間でも話せる友達に出会えた」こと、そんな友達とは「勉強で真剣に話し合えるからこそ人生についても真剣に話し合える」と話してくれた。その上で「真剣に話し合ったからといって成績が飛躍的に伸びるわけでも、難関大学の合格が保証されるわけでもない、それでもここでしか得られなかった貴重なそして他では得られない体験であった」と。これからも1人でも多くの子供たちにこんな体験をしてもらえるような場にしていきたいと思っている。