VERITASの風景

朝中サマスク「生物学ってこんなに面白い!」

先週末7月17、18日  東京築地のスタジオから、朝日中高生新聞主催のオンラインサマースクールが配信されました。ヴェリタスからは生物科の佐久間講師が「生物学ってこんなに面白い!性の多様性を学ぼう」と題して、1時間の講義を行いました。企画から当日まで約4ヶ月間、どんな授業が良いか、どんな演出が良いか、試行錯誤を重ね当日を迎えました。佐久間先生手作りのPDF、そして本番に向けた手作り台本、そんな舞台裏の労作に支えられて、「当日は一番盛り上がっていた講座」と主催者からも称賛の声が届きました。また、時間内では答えられなかった質問について、丁寧で細かな回答を作ってくださいました。こちらをご覧ください。また盛り上がった当日の様子もこちらから見ることができます!サマスク講座に続き同テーマでの夏期講習も行いますので、ぜひご参加ください。

2021-07-24T11:05:48+09:002021年7月24日|

学びの風景〜基礎科英語Level5

ヴェリタスの数ある特色ある授業の中でも、ぜひ紹介したいのがこちらL5(エルファイブ)クラス。中学校1年生からL1で学び始め、L2L3…と1年ずつ積み重ねてきた高2生10名のクラスです。今回は担当の田中講師にどんなクラスなのかコメントしてもらいました==日本文化論をフィーチャーしている直近2回の英語科L5クラスの内容を紹介します。前回(7月6日)は、「義理」に関する文章を読みました。そして、今回(7月13日)のL5クラスの授業では、論文*を読みました。日本文化について考えようとすると、真空の中に日本文化が出現するはずはないので、その日本文化の担い手たる人間たちの集団を考えなければなりません。そうすると、誰しも、「担い手とは日本人のことである」と答えたくなります。しかし、ではその日本人とは具体的には誰のことでしょうか。どうやって日本人の範囲を確定するのか。そうすると、客観的な基準を設定しようとして、「日本国籍を持っている」という性質が特権的に注目され、問題になります。しかし、「誰が日本人なのか?」という先ほどの問いに答えようとして、客観的な基準を立てるとき、必然的に除外されてしまうことになる人々が常にいるのではないでしょうか。彼らは日本文化を担ってはいないのでしょうか。すぐには思いつかないかもしれませんが、それらは具体的にはどんな人々だろう、ということを、当該論文に掲載されている様々な事例をもとに考察していきました。要するに、「日本国籍を持っている人だけが日本文化の担い手なのか」という問いを考察していたわけです。授業中には、活発な異論反論が飛び交い、誰もが自由に発言でき、参加者のどんな些細な疑問にもみんなで一緒に答えていくという刺激的な場が確かに現出していました。担当講師の田中は、基本的に生徒たちの輪読と担当箇所に関する発表を聞いており、議論の進行がスムーズに行くように、必要に応じてお手伝い(ファシリテート)をしています。使用テキストでは、教育論、フェミニズム、宇宙論、監獄論、動物論、英語論、スポーツ社会学など、さまざまな分野の基礎的文献が毎回フィーチャーされ、どんなときにも自由なディスカッション形式で輪読をしています。生徒は他の生徒(や講師)に自分の担当箇所を発表し解説するという経験を積み重ねる中で、「著者は要するに何が言いたいのか」「それについて自分はどう思うのか」「どういう言語表現を駆使すれば発表内容が効果的に伝わるのか」「自分が言いたいことは何なのか」といったことを試行錯誤し、毎回少しずつ上手になっています。 *Harumi Befu, Concepts of Japan, Japanese Culture and the Japanese,2009 (未邦訳、ただし担当講師による日本語訳は生徒の復習目的で配布された。)

2021-07-26T02:39:01+09:002021年7月16日|

人と人とを繋ぐ場所

7月4日日曜日、多くの人がヴェリタスを訪れた。年に一度の保護者面談とその後の職員総会のためだ。とかく「このご時世ですから・・」と敬遠される対面でのイベント。主催側としても神経が尖るが、それでも対面で実施する意義を取った。加えて今年は各地で大雨の予報。欠席者が多いのではないかと懸念したが、それどころか予想以上に盛り上がった。面談が盛り上がる、という風景はにわかに想像し難いかも知れないが、ソーシャルディスタンスを取りながらも熱心に議論する講師と保護者。職業柄もあり、大抵の講師は声が大きい。加えて3台の長机を挟むため、普段以上に声が大きくなるのだろう。休日の大切な時間、悪天候に関わらず足を運び、講師の話す言葉に耳を傾ける保護者の皆様の熱意も伝わってくる。家庭での様子を話し、進路の悩みを打ち明ける。縁あってヴェリタスに通ってくださる生徒さんが「一人残らず質高く学ぶ」には、どうしたら良いか、何ができるか、講師と保護者が語り合う。今年の総会の小テーマ「今まで、どんな時によりよく学べたか」でも、話題はこの理念をいかに現実のものとするかに行き着いた。ヴェリタスは「受験のために、全てがうまくいくようにお膳立てする塾」ではない。「自分で学び続けられる力をつけてもらいたい」そんな思いが根底に流れている。ある講師が言った「放任でありながら見捨てない」それもこの塾の多様なあり方の一つであると感じた。

2021-07-05T12:17:25+09:002021年7月5日|

手で書く意味

デジタル時代と言われて久しいが、私たちはデジタルをうまく使いこなせているのだろうか。そんなことを考えていたら、こんな新聞記事が目に止まった「様々な電子機器を使うようになった大学の授業では、スクリーンに映写された情報をノートに取ろうとしない学生が増えていると感じる。板書を映さずにスマホで写真を撮るだけの学生も多い。情報獲得のための労力が軽減されるにつれ、情報を人間自身が内面化する作業まで省略化されていはいないか。」(21年6月24日朝日新聞朝刊より抜粋)、と。なるほど、書いた結果だけを見れば、機械は人間より速くかつ正確だ。しかし、その過程で行われていること全てを再現しているか、といえばそうではない。つまり書くこと、書き写すことによって人は何をしているかを今一度立ち止まって考えなければならないのではないか。あえて時代に逆行しているつもりはないと思うが、ヴェリタスはまだ手書きで溢れている。授業の板書然り、生徒のノート然り、ホワイトボードに書かれた議論の跡や落書きしかり。これらを見れば誰もが、書くということの意味や面白さを実感できる。デジタル時代だからこそ、「人が何をしているか」に、目を向けていきたい。

2021-06-26T09:30:55+09:002021年6月25日|

理想の学び場を求めて

ヴェリタスってどんな塾?他の塾とどう違うの?と聞かれた時、なんと答えるのが適切だろう。「講師と生徒の距離が近い」「原理に遡って深く学ぶ」「歴史を追うように学ぶ」「自らの頭を使う場としての授業」「大学に一番近い塾」など数多くのフレーズがある。その全ては確かにヴェリタスにある環境、学びの形、授業の姿を表すものといえる。一方、ヴェリタス は、どの授業を取ってもマニュアルがない。「関わる全ての人が質高く学ぶ」というビジョンはあるが、授業のデザインは各講師に任されている。逆にそれができるレベルにならなければヴェリタスの講師にはなれない。この自由さはそれを支える学問への深い造詣と講師としての責任感なしに許されるものではない。現れてくる形は違っても、これがヴェリタス のすべての講師の共通項であり、漂う雰囲気の根底にあるような気がする。「こんな塾があったらいいな」と思う学問好きの人たちが集い、それぞれの「あったらいいな」を求めてそれをデザインし、それらが組み合わさって一つの場を提供している。おそらくこの世の中で唯一無二の塾の姿かと思う。

2021-06-09T12:13:00+09:002021年6月9日|

第8講夏学期折り返し地点

早いもので、今学期も折り返し地点です。1学期16週、毎回の授業が3.5~4.5時間なので1学期で56〜72時間になります。数ある塾の中からヴェリタスを選び、学んでいる生徒の皆さんは、この時間で何をどのように吸収していっているのでしょう。「授業がテーマごとに分かれていてとてもわかりやすい。また毎回のテストや宿題で基礎が定着した気がする(L2中二女子)」「4時間という長い時間勉強していたので、前よりも集中力が続いたし、テスト対策になった(HFB 高一女子)」「問題を見て、どのような思考で解き始めるかを分かりやすく教えてもらった」(U3高三)などたくさんのアンケートを読んでいると、「どう学ばせるか」ということに日々腐心している講師の先生の姿が次々と浮かんできましたた。講師の思いは確かに届いているようです。

2021-05-29T21:39:20+09:002021年5月29日|

どこで、どう学ぶか。

どこの塾にもある授業風景、でもそこにはそれぞれの塾の個性が表れているのではないでしょうか?ヴェリタスの個性はなんでしょう。様々な背景を持つ講師、現役大学生、大学院生、そして社会人講師、現役を引退された元研究者の先生など。それぞれが自分のスタイルで語りかけます。受講生はどうでしょう。中学校1年生から高校三年生まで、学校より一歩進んだ、一層深い、ぼーっとしていてると置いていかれそう、でもちょっと背伸びをしたら、見方を変えたら、仲間と知恵を出し合ったら、分かる、届く、そんなことをしているうちに、もっと知りたい、もっと学びたい、と自然に思えてしまう。「◯◯のため」という勉強ではなく、勉強そのものを楽しんでしまおう、そんな幸せな学び方ができる塾なのではないか、という気がしています。

2021-05-18T06:25:15+09:002021年5月18日|

『GW特別講座』今日も頑張っています!

緊急事態宣言の中迎えた今年のGWですが、いかがお過ごしでしょうか。ヴェリタスは学期中、日曜しか休まないので、連休中も通常通り授業があります。それに加え5月3日〜5日はF1L1クラスの特別講義を行なっています。3月に始まった講義の初回〜10回分を凝縮した講座で、第11回以降のクラスへの編入を目指している人もいます。連休も休まず頑張っている皆さんには、今回の講座で今までにはない新しい視点を得ていただけたらと思っています。

2021-05-04T23:04:20+09:002021年5月4日|

ヴェリタスという<場>

先日『カフェから時代は創られる 』飯田 美樹 (著)という本に出会いました。「20世紀初頭のフランスのカフェ。コーヒー代さえ払えば、身分や社会的立場に関係なく誰でも受け入れてもらえ、何を考え、それをどう表現しようが、誰からも何も言われない──彼らの求める自由が、そこにはあった。ピカソ、ヘミングウェイ、アンドレ・サルモン、モディリアーニ、藤田嗣治、マン・レイ、サルトル、ボーヴォワール……。まだ何者でもない者たち。彼らは、カフェというゆりかごで同志やライヴァルと出会い、刺激し合い、切磋琢磨し、少しずつ自らの力量を超えることで、時代を切り拓く存在となっていった」(本文引用)と。ヴェリタスがここに集う全ての人にとって、そんな<場>となるようにと願っています。感染リスクなど気にせずに ...

2021-04-30T12:01:43+09:002021年4月29日|

夏学期スタート!第1講が一周しました。

ヴェリタスでは1年を3学期に分けて、カリキュラムが組んでいます。夏学期は基礎科のスタート。受験科にとっては2学期目のスタートです。一足早く始まった新中一、新高一生向け講座に続き、様々なクラスが初講を終えました。春期講習を終え、休む暇もありませんが、今学期も全16講が実りあるものになるよう、一回一回を大切にしていきたいですね。写真は開講前の講師の準備の様子と初講アンケートです。今学期も関わる全ての人が楽しく学べる場を作っていきたいと思っています。

2021-04-29T05:59:49+09:002021年4月16日|