集ひて学ぶ
4月27日(日)の午後、日曜勉強会を開催した。日頃から授業中はもとより自習室や相談員を気軽に質問できる環境を提供しているつもりではいるが、なかなか足を運ぶのが難しい生徒たちが、一人でも多く集まってくれたらと思い企画した。参加希望者はあっという間に定員に達し、これ以上になると来た人が質問できなくなってしまいそうなところで仕方なく予約を打ち切った。当日は開始時刻前から次々と人が集まり、それぞれ持ってきた課題に取り組んでいた。一人で静かに勉強したい人は特別自習室、質問したい人は第七教室、飽きてしまった人、勉強以外の相談をしたい人は受付横の講師室に、と場所を分けて行う。質問は特に数学が多かったが、英語のエッセイや理科の質問など授業以外の質問にも熱心に応える講師やTAたち。それぞれ別の課題に取り組み、そこかしこで学びと学び合いの渦が生まれ、教室全体が熱気で包まれていた。うーん、これぞヴェリタス。「学んでるんだか遊んでるんだか」「どっちが講師でどっちが生徒?」。ヴェリタスに来るとここは塾?それとも?と思われる光景が散見される。今日も講師が勝手に企画した「源氏物語を語る会」が開催され、講師の「好き」と「熱意」あふれる話にしばしタイムトリップ。春休みには「哲学カフェ」が開かれ中学生から社会人までが車座になって「あこがれ」をテーマに想いを交わす。夜中まで展開される数学談義もまた然り(これは講師です)。漢文を嗜んでいるわけではないが「集而學之、不亦愉乎」(集ひてこれに学ぶ、また愉しからずや)ふと心に浮かんだ。