東北大学医学部医学科
西嶋 瞭 さん(筑波大学附属高等学校卒業)

物理・化学について8月までで知らないことは何もない、そういう状態まで仕上がった

物理って直感と計算結果にズレがある、けど、計算結果をよく理解していくうちに、直感のほうが少しずつ変わっていく、こういうのが面白いんです。元々、科学のようなものは好きで、日常を直感で理解したかったんですけど、その直感とのズレを、立式と計算で補っていく、そして直感も変わる、そんな体験ができた1年だったと思います。そういうのをやりながら、物理も化学も本当に1からやって8月に終わるんで、9月以降が、自分にとってスピードアップのための頭の整理の時間になってました。例えば、力学だったら、3つの保存則で計算回避するとき、「どういう」ときに「どの」保存則を選ぶべきなのか、とか。9月以降の半年くらい、知らないことは何もないという状態でがっつり演習ができる感じがよかったんです。

解き方を説明されるというより、どうやったら自分で思いつくのか?という点に焦点がおかれている授業

それまで一番苦手科目だった数学も、9月以降、すごく安定しました。なんか普通に問題見てても、解き方が思い浮かんできて。たぶん、8月までの授業が、解き方を説明されるというよりも、なんでその解法が思いつくんだよ、ってところまで踏み込んでくれてたから、だからなんだと思います。授業中に佐野先生が伝えてくれた、1問1問の発想みたいなものを、自分なりにノートとかつくって発想集にしてました。入試の直前も、そういうノートを結構見直したりして。数学は安定しない科目って言われるけど、問題集には手を出さず、ヴェリタスのテキストしかやってなかったのに、自分にとっては9月以降、一番安定していた科目でした。