Project Description

東京大学文科3類
國頭 真理子 さん(白百合学園高等学校卒業)

ホワイトボードの前で変わった進路

数学の試験前、ホワイトボードをみんなで占領して勉強してたのがすごく印象に残ってます。私はもともと英語だけをやっていたかったので、それで外大を目指していたんですけど、一緒に勉強してた仲間の中に、理系なのに文系のほうに興味の偏っている人や、それこそ進路が生物系なのに、好きなものが漢文だったり日本の神話だったりする人がいて、興味の方向がみんな多様で。そういう人たちと一緒に勉強していて、もうちょっといろいろ勉強したいって思って、東大に志望を変えました。英語の試験前も、誰かが黙々とホワイトボードに例文を書いていたり、その横で誰かが長文を音読していたり、しまいにはみんなで例文の暗唱大会をやったり(笑)。自分が長文の問題解いていると、隣で別の英文をやっている人たちの声が耳に入ってくるんですよ。それを聞いて、「あ、ちょっと待って、それ、私やってない!」って、勉強し合いっこみたいになって、終わったあとは音読で喉がイガイガになってつらかったんですけど、すごく楽しかったのを覚えています。

ああいう空気ってどうやってつくりだしているんだろう

私のとっていたクラスには、特にディスカッションの時間があったわけじゃないんですけど、ヴェリにいるとそこかしこでみんな勉強内容の話をしているんですよね。授業の休み時間もそうだし、空き教室で自習しているときもそうだし。例えば授業後に、誰かが「これって結局どういうことだったの?」とか、授業中に誰かがポンと出した質問に、先生が返す前に他の人がこうじゃない?って答えたり、それにまた先生が返してくれたり。そういう教室で自然発生するやりとりがやっぱり大きかったんだと思います。ホワイトボードの前で自発的に誰かが問題を出して、それに答えて、さらに話が別の問題に発展して行って、そういう場をみんなで作り上げていた感じです。今、教育系に少し興味があり、ああいう空気ってどうやってつくりだしているんだろう、って気になっています。ぼんやりしてますけど、授業中の質問だったり、人の考えだったり、ヴェリにはそういうのを否定しない空気があるじゃないですか。誰かがすごく基本的な質問をしても、それに対して答える声があるし、全然的外れな問いでも、それを周りの勉強の機会にする姿勢だったり。そういうところがあるから、気兼ねなく発言もできるし、気兼ねなく勉強できた、そう思います。