東京慈恵会医科大学医学部医学科
丸森 真衣 さん(雙葉高等学校卒業)

自然と、「わからない」と言えるようになっていた

振り返ると、一緒に勉強していた同じクラスの人たちの存在が私にとって結構大きかったと思うんです。みんな楽しかったイメージがあります、楽しそうに勉強してる。私は、今までわからないことがあっても、なんか、それをすごい隠そう、って言ったら変ですけど、どっか、ほっといてたんです。けど、ヴェリタスはそのわからないところを言うのが自然にできる場所って感じで。周りがあたり前のようにあっけらかんとお互いにわかんなーいっていうのを見てたから、なんか雰囲気的なもので、自然とできるようになってしまったんです。他の塾だったらそんな、通ってる生徒同士で、相談しあってるみたいなことってない。学校でも前に通ってた塾でも、友達同士で勉強の話ってまずしないんですよ、しようと思わない、不思議と。でも、同じ雙葉生が通ってるのに、ヴェリタスでは勉強内容の話をよくするんですよね、お互いに。どうしてこうなるのかわかんないところとかを、他の人の意見聞くのが結構楽しかった。自分では考えつかなかったことが、他の人だったりすると、わかってたりするし。逆に、他の人がわかんなかったことを、自分で考えてわかったときは嬉しかったし。考えること、好きになっていったんです。

日本語の部分が大事だった

国語だけでなく、数学でも化学でも、文系科目か!というくらい板書の文字数が多かった(笑)。数式の間にも()書きで、どうしてこう変形したいと思うのかとか、どうしてこんな方向にもっていこうとするのかとか、心の中のことを書いてくれるから。入試直前も、行き詰まったら常にノートの日本語の部分に返ってました。あ、こんな頭の使い方だったんだ、って。自分でも、一人で解くときにこういう考え方をすればいいのかと。励まされるというか、考える勇気がわいてくるんです。自分では考えられないようなところを常に書いてもらえる感じです。頭の使い方のところ、そういうことが、いつもオープンにしてもらえるってとても嬉しかったことでした。