「感動しました!」に感動しました。
ヴェリタスでは受験コース、基礎コースともに毎年カリキュラム説明会を行っています。先月から今月にかけて、新高3生を対象に3回行いました。毎年行うものではありますが、何をどう伝えるかは、毎年担当する各クラスの講師が考え行っています。塾長の挨拶に始まり、カリキュラムの概要、そしてヴェリタス受験コースの柱となる考え方ややり方を教務から、その後に各クラスからこの一年ををどう過ごすか話し、最後に卒業生から体験談をお話しするという、大変地味な内容ではあります。しかし、限られた時間の中で担当講師のきめ細かな説明と卒業生の実感のこもった体験談に毎回好評をいただいております。先日の説明会に出席された保護者からこんな電話が入りました。「(勉強に)やる気を無くしていた息子を連れて参加して本当によかった。ヴェリタスの先生方の熱心さに感動しました。息子の口からあの先生方とならやっていけそうな気がすると。」と。「説明会に参加して感動しました」と言われたのは、私にとっても初めてのことで「やってよかったな」「先生方の熱意が伝わったのかな」と心が震えました。ヴェリタスがやっていること、やろうとしていることは、「点数につながるメソッドを伝える」ことでも、単に「合格者数を増やす」ことでもありません。たとえ受験であっても「楽しんで」「仲間(講師を含む)とともに気づき、学び合う場」を目指しています。子供は合格実績の数字ではなく、それぞれの人生をそれぞれの条件のもと、それぞれの力で生きている、一人一人違った色を持つ存在です。多くの子供にとって大学受験はその人生において、初めて出会う大きな壁であり、その合格をつかんで欲しいと願っていることも確かです。しかし合格は目標ではなく、あくまでその大切な人生の、成長の過程に過ぎません。ヴェリタスではそのことを忘れることなく、大人の計算に子供を巻き込むことなく、受験期であっても一人一人が「どう学んでいるか」にこだわっていきたいと思っています。最後になりますが、前回更新からあっという間に3ヶ月が経ってしまいました。「今日のヴェリタス」と言いながら、大変申し訳ございません。