どの科も、基礎コースと受験コースに分かれています。(*物理・化学・生物科は受験コースのみ)
基礎コースとは?
概念構築の歴史的追体験を中心に行い、原則として前提知識を問わないコースです。主な受講対象者は中1〜高2の方です。
受験コースとは?
一年後に大学受験を迎える方を対象とし、独力で解けるために必要なことを網羅するコースです。主な受講対象者は高3・高卒の方です。
分かることと解けることは、同じではなく、分かっていても解けないこともあれば、解けていても分かっていないことがあります。
この二つを徹底的に結びつけることが重要です。基礎コースでは、『分かること』をメインに、受験コースでは、『解けること』をメインに扱います。
中学英語総演習α -文法編-
講座
Level1集中授業-2
主な学年
新中2~中3
内容
中学英文法を一通り学び終えた人を対象に、中学英文法の総復習を行います。動詞の時制・助動詞・受動態・関係詞・不定詞など、重要な文法事項に焦点を当てつつ、すべての文法分野をおさらいします。授業は(1)文法事項の確認、(2)英作文演習、(3)長文問題解説の3つのパートから構成されます。うち、(2)英作文演習では、毎回約50題近くの和文を英訳し、各分野の英文構造を完全に頭に定着させます。本講座は、「考えてできる」初歩的なレベルから、「見ただけで英文が勝手に出てくる」より高度なレベルにまで英語のfamiliarityを強め、文字通り英語を「身に付ける」ことを目的とします。
中学英語総演習β -英会話・読解編-
講座
Level1集中授業-1
主な学年
新中2~中3
内容
英検3級程度のリスニング演習と中学英文法の知識のレベルで十分に読める英文の読解演習を行います。前半のリスニング演習では、ネイティヴの発音に慣れ、「目」で培ってきた英語力を「耳」へと応用することを目的とします。さらに、日常の英会話で使える表現をピックアウトして、さらに「口」へと応用しましょう。後半の読解では、比較的長めの英文を通じて、自ら英文を読み切ることができる楽しさを経験してもらうことを目的とします。リスニング・読解の両方を楽しく学習することで、自らが、英語を「書く」ばかりでなく「読み、話し、聞くことができる」一人前のEnglish Userであることが実感できるでしょう(長文問題が毎日一問ずつ宿題となります)。
総合演習による重要文法項目の定着
講座
Level2集中授業-1
Intensive Level2集中授業-1
主な学年
新中3~高1
内容
先行学習により基本的な高校英文法を見渡した中学生を対象に、とりわけ高度な文法事項に焦点をあてて、演習を行います。具体的な焦点とは、(1)基本五文型、(2)関係詞、(3)準動詞、(4)時制と話法、(5)仮定法の5つです。授業は、(1)要点の確認、(2)英作文演習、(3)長文問題解説の三部構成で((3)は自宅で問題を解いてくることが前提されます)、どのパートもその日の文法事項にテーマを絞って解説を行います。取り上げる5分野は、あらゆる英文読解に絶対必須の重要事項です。きたるべき応用学年への準備として基礎固めをし、知識の定着を図っておきたい中学生に最適の講座です。
構文入門講義 -長文読解の指針-
講座
Level2集中授業-2
主な学年
新中3~高1
内容
先行学習により、基本的な高校英文法を見渡した中学生を対象に、構文の入門講義を行います。一見さまざまなヴァリエーションをもつかに見える複雑な英文は、実はごくごく限られた単純な文法「構造」に解体、還元することができます。そうした「構造」の代表は何と言っても基本五文型ですが、その他にも、動詞と前置詞の相関関係、接続詞と副詞の呼応関係など、さまざまなパターンがこの「構造」に含まれます。そうした英語の核とも言える「構造」に焦点を当てて、英文法を鳥瞰してみようというのが、本講座の目的です。したがって、本講座は個々の文法事項の確認に比重はおきませんが、英文全体に通底する基本原理を学ぶことで、中高英文法の基本を全体的にみわたす機会となります。今後の複雑な英文読解の明確な指針を手にしましょう。
文法・作文部門
外部生におすすめ
構文総演習
講座
Leve3集中授業-1
Intensive Level3集中授業-1
レベル
☆☆
内容
高校英文法既習者を対象に、読解に必要不可欠な構文の演習を行います。特に、(1)時制、(2)原因・理由、目的、結果、(3)条件、仮定、(4)譲歩、(5)その他の重要構文を取り上げます。授業は、ジャンル別英作文という形式を採用し、ひとつの意味表現に対して、いくつもの言い換えを行い、分野にまたがる文法の横断的理解を確認します。たとえば「~するとすぐに」という意味表現のためには、on Ving(動名詞)、the moment SV(接続詞)、no sooner had S V than SV(比較)といった多岐にわたる表現型を用いることが可能ですが、このように1つの意味表現と複数の対応表現を学習していくことで、それまで断片的に散逸していた英文法の知識を有機的につなぎ合わせ、英語理解のための強固な織目を編み上げていきます。
授業は、1。 あらかじめ用意してもらった各人の英作文を検討し、主要構文の総合チェックを行ない、2。主要構文が含まれる高度な短文和訳の演習を行ない、その場で解説していきます。基礎から応用、応用から本格へとレベルアップするために、いずれ劣らぬ珠玉の問題を精選し、より実践的な理解力を深めていきます(毎日回収される各人の答案は、講師が添削し批評を加えたうえで、その後返却します)。
読解・速読部門
外部生におすすめ
速読入門
講座
Intensive-Level2集中授業-2
Intensive-Level3集中授業-2
Leve3集中授業-2
レベル
☆☆
+α
内容
高校英文法既習者を対象に、速読力を身につけるための応用力を養成する講座です。正確に文の構造がとれるという段階に達した人には、より実践的な課題として「正確かつ速く読む」ことが要求されます。本講座では、スラッシュ・リーディングの手法を用いた目の動かし方に加え、パラグラフ・リーディングの手法を用いた大意要約の仕方を習得します。授業構成は、第1日スラッシュ・リーディングの手法、第2日パラグラフ・リーディングの手法を概説した後、第3日以降、実践演習に移ります。実践演習では、会話文(第3日)、随筆文(第4日)、論説文(第5日)とテーマを絞り、スラッシュ・リーディングだけで読めるレベル(会話文)から、パラグラフ・リーディングを併用せねば読めないレベル(論説文)への漸次的移行を図ります。英文読解を通じて、国語力という副産物も得られることが実感されるでしょう。
文法・作文部門
外部生におすすめ
和文英訳演習上級 ―評論編―
講座
Level4 集中授業-1
レベル
☆☆☆☆
+α
内容
評論を題材として、難解な和文英訳の訓練を行います。通例、和訳問題として出題されるような文章を、本講座では逆に英作問題として扱います。授業は2パートからなり、前半では、諸構文・諸表現を網羅し、後半の英訳のための下地を整えます。後半では、我が国の著名な評論家(小林秀雄など)による文章を英訳してもらいます。脳内の知識の武器庫から、必要に応じて武器を援用する、文字通り「実戦」演習です。これまでに培った構文力、知識をフル稼動させて、論理に忠実に、美しく、力強く、英訳をしてください。もはや「英作」ではなく「翻訳」です。皆さんの翻訳文は、みなで読み合い検討します。その上で、翌日講師が添削の上、返却します。
文法・語法部門
外部生におすすめ
前置詞の感覚
講座
Level4 集中授業-2
レベル
☆☆☆
内容
前置詞についてネイティブがもっている感覚を身につけることがこの講座の目的です。複数の語句が集合し、全体でひとつの意味を形成している「熟語」、または「イディオム」と呼ばれる語彙表現の習得は、ひたすら各人の体力と集中力に任せた闇雲な暗記学習にゆだねられがちでした。しかしこの講義では、先行きのみえないそうした学習に終止符を打つべく、熟語表現の中核をなしている「前置詞」をひとつの切り口とすることで、個々の表現をかたまりとしてではなく1つ1つの語感から納得し、かつ網羅的に整理していきます。具体的には、(1)前置詞の類型化と文中での機能、(2)前置詞の意味論的拡張(時空間から比喩へ)、(3)前置詞を含む表現 I(句動詞)、(4)前置詞を含む表現 II(品詞機能語)を講じていきます。テキスト巻末には、前置詞を含む熟語表現の総覧を掲載しますので、今後も必携し、語彙表現力を磐石のものとしてください。