VERITAS英語科では、学年によってクラスを決定するのではなく、現時点での英語の習熟度にもとづき、本人にとってもっとも適正なクラスを受講するという無学年制をとっています。具体的にクラスは、授業を担当する講師とのカウンセリング及びクラス分け試験、英語運用能力を測定する公的なテストの数値を参考にして、決定します。以下の表が、各クラスの終了時に到達することのできる各種検定試験の数値を表しています。文法の諸項目は、すべてLevel3までの段階で終了し、その後Level4、5では、多様な形式を通じて、何度も諸分野をらせん状に往還を繰り返しながら理解を深め、同時に知識を飛躍的に増やしていきます。それぞれのLevelに対応して、1年間の学習を終えたのちに取得可能となる各種検定試験が設けられており、受講生は、初講日に、個人の興味と関心に応じて定めた検定試験の目標にむけて学習を進めていきます。
どのレベルのクラスも、基本的に3月終講となるため、自らの選択した試験を、TOEIC・TOEFLでは3月に、各種英検では受講中の1月もしくは終講後の6月に受験することになります。
VERITAS英語科受講で、取得可能な資格の一覧
レベル別 最終到達ライン |
英検 | TOEIC | TOEFL (PBT) |
TOELF (iBT) |
国連英検 | ケンブリッジ 英検 |
---|---|---|---|---|---|---|
Level1 | 3級 | 320 | 410 | 35 | D級 | KET |
Level2 | 準2級 | 420 | 450 | 45 | C級 | PET |
Level3 | 2級 | 600 | 510 | 65 | B級 | FCE |
Level4 | 準1級 | 790 | 570 | 85 | – | (CAE) |
Level5 | 1級 | 900〜990 | 630〜677 | 110〜120 | A〜特A | CAE〜CPE |
どの試験に挑戦するかは、個人の興味と関心により、初講時に個別に設定することになります。
個々の試験の測定できる技能には差異があり、必ずしも相互のレベルが完全に一致するものではありません。
英検
実用英語技能検定の略。日本英語検定協会が作成・実施。「聞く・話す・読む・書く」の4技能を、基礎知識から運用能力まで総合的に測定するよう構成された試験。基礎から順に、5級から1級まである。毎年、6月、10月、翌1月の全3回実施。
TOEIC
Test of English for International Communicationの略。アメリカのNPOのETS(Educational Testing Service)が作成・実施。主に実用的な英語運用能力を測定するよう構成された試験。合格・不合格や等級の区分はなく、10点から990点まである。毎月1度を目安に、各種大学や高等学校を会場に実施。
TOFEL
Test of English as a Foreign Languageの略。TOEICと同一の団体が作成・実施し、主に北米など英語圏の大学に留学するにあたって、それに必要な学術的英語運用能力を測定するよう構成された試験。TOEICよりは難度が高い。試験の形式では、
(1) 300点から677点まであり、筆記により解答を行なうPBT(Paper-based Test)
(2) 0点から300点まであり、コンピュータ画面上であらかじめ設定されたプログラムに答えていくCBT(Computer-based Test)
(3) 0点から120点まであり、インターネット上で公開される問題に解答するiBT(Internet-based Test)
の3つがあり、このうち、iBTが主流となりつつあり、(1)は2006年9月実施分で終了された。iBTは毎週1度を目安に、各種大学や高等学校を会場に実施。
国連英検
国際連合公用語英語検定試験の略。外務省の外郭団体である日本国際連合協会が主催。 フランス語、中国語、ロシア語、スペイン語、アラビア語と並ぶ国際連合の公用語である英語の、主に実務的運用能力を問う試験で、E級から特A級までの6段階がある。毎年、6月と11月にそれぞれ1次試験を各種大学や高等学校、公共機関を会場に実施。
ケンブリッジ英検
英国ケンブリッジ大学の一部門であるUCLES:University of Cambridge Local Examination Syndicate)で研究・開発され、そのひとつCambridge ESOL(ケンブリッジ英検試験部門)で運営されている。日常生活で必要な最も基礎レベルであるKET(Key English Test)から順に、PET(Preliminary English Test)、FCE(First Certificate in English)、CAE(Certificate of Advanced English)、そして最終的にはネイティブの教養人の言語運用力に匹敵し、世界各国の各機関でも価値が評価されているCPE(Certificate of Proficiency in English)までの5等級がある。毎年、6月と12月にそれぞれ東京・大阪のブリティッシュカウンセルで実施。