あらゆる知的行為をつかさどる、言語的感性と素養を錬成

全ての科目のベースラインを底上げする役割を担う

何となくわかるけど成績が伸びない

誰もが現代文に抱く感想です。大抵の人は「何となくわかる」ので危機感を抱かず、そして、「どうせ次は全く別の文章が出る」からと、わからない原因も追及せずに、ほったらかしにしてしまいます。ここに現代文低迷の原因が潜んでいるのです。

現代文における誤答には、みなさんの18年間生きてきた「思いこみ」が集約されているといっても過言ではありません。「何となくわかったつもり」の「思いこみ」です。その程度のあやふやな理解でも、日常生活ではそこまで大きな不自由を来しません。しかし、「わかったつもり」は所詮、「つもり」。「理解した」とは程遠いものであり、今後、大学なり社会なりで行う議論、文章活動では、大きく足をひっぱります。それを防ぐ最後の時が、この大学受験なのです。

使い慣れた日本語ですが、この「思いこみ」を払拭するために、もう一度初心に戻って、文章の伝達のルールを見直し、自分自身の理解の仕方を見直すこと、このことが現代文の勉強に他なりません。

授業では、「文章=作者から読者への伝達」、「解答=出題者とのコミュニケーション」という前提からスタートします。実際の文章の読解を通して、「読むための原理」「解くための原理」という普遍的なルールを学び、自分自身で様々な文章に運用していくことで定着を図ります。同一テーマについて<現代文だけ>もしくは<小論文だけ>とせず、実は<読むこと>と<書くこと>の両輪をバランスよくまわすことがが、効率的な実力アップに必要不可欠なことです。