開講日
2026年1月 10日(土)以後毎週土曜 17:00~
クラス概要
高校生物の全範囲を12ヶ月で講義・演習するコースです。(予備知識は一切不要)。生物学研究の第一線で活躍する講師が、ダーウィンの進化論から分子生物学に至るまで、生物に対する人類の知見の変貌をたどりつつ、最新の生物学へと招待します。
医学の予習
遺伝子組み換え食品や遺伝子治療など、いまや我々の生活に確実に浸透している遺伝子工学に対し、無知ゆえの盲目的な恐れに煽られぶ、冷静かつ的確な判断を下すためには、生物学を正しく理解することが必要不可です。そのためにも、この講義では、単なる受験対策にとどまらずより広く深く生物学を学び、特に医学・生物学系を志す諸君にとっては「大学の予習」となることをも目指します。また、授業中の質問は自由で、意見や質問が飛び交うのびやかな雰囲気の中で授業が進みます。
根本となる知識と類推によって導ける知識の区別
生物は暗記科目のように思われていますが、入試のほぼ5割は殆ど知識がなくても解けてしまうのが現状です。というのも、生物は実験問題が多く、この実験は「何を目的として」「どんな点があって」理論的にはどのレベルまでのことを言うことができるのかを問うているからです。そういう意味では、推理小説や現代文に近い科目とも言えます。覚えようにもきりがなく、広く多様な生物の世界において、重要なことは根本となる知識と類推によって導ける知識に分け、頭を使って覚えてゆくことです。授業では、上記の「根本となる知識」と「類推によって導ける知識」をはっきりと区別してゆきます。また、図表等を用い、どんな位置に何があるのかを視覚的に訴え、記憶の補助を促してゆきます。覚えるのではなくて考えて理解することによって培われた実力は、大学進学後も必ずや大きな武器となるでしょう。
クラス概要
高校生物の全範囲を12ヶ月で講義・演習するコースです。(予備知識は一切不要)。生物学研究の第一線で活躍する講師が、ダーウィンの進化論から分子生物学に至るまで、生物に対する人類の知見の変貌をたどりつつ、最新の生物学へと招待します。
1年間の大まかな流れと講義予定
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春 学 期
1月〜3月
I 総論
〜物質と増殖〜 生物を大局的な2つの視点から見て、それぞれ2時間ずつ並行して授業を行います。1つは、生物も物質だという視点。どのような物質でできているのか、どのような化学反応が起きているのかに焦点をあてます。もう1つは、生物は増殖するという視点。増殖という他のものにはない性質はいったいどのような仕組みによるものなのかに焦点をあてます。枝葉末節な部分はとりあえず置いておき、このあと葉をつけるための「幹」を頭の中につくることがこの時期の目標です。「幹」を最初に作っておくと、暗記が飛躍的に楽になります。
■総論(1月・2月)
第1講 生命の定義
第2講 タンパク質/体細胞分裂
第3講 脂質・糖・核酸/減数分裂
第4講 呼吸/複製
第5講 光合成/転写・翻訳
第6講 物質循環/発現
第7講 遺伝/発生
第8講 進化論入門/分化
■融合問題演習(3月) |
夏 学 期
4月〜8月
II 各論
〜ヒト〜 もっとも身近なヒトの体を扱います。6、7月ではこのヒトとの比較という視点で、様々な動物を扱うため、ヒトについて精通することが、重要になります。ヒトは当然医学との関連が深く、下表の題目を見てもらえばわかりますが、病院の診療科で見ることのできる名前がずらっとならびます。そういう意味では内科学の入門とも言え、ヒトの体について相当な知識を得ることができます。
III 各論
〜動物界/植物界/菌界〜 動物界ではヒトとの比較という視点で、植物界/菌界では、進化という視点で、様々な歴史的蓄積を整理していきます。通常の高校資料集に含まれるものに限らず、専門書などから様々な写真、図、表を引用し、視覚的な授業を行います。 IV 総復習+α 今までの知識の総復習をすると共に、知識の穴がないように穴埋めを行います。また、歴史的に重要な実験や現在研究機関等で行われているバイオテクノロジー/分子生物学の現状を紹介します。
■各論(4月〜7月)
第1講 循環器/分類学
第2講 呼吸/植物概論
第3講 血液/コケ・シダ植物
第4講 免疫/種子植物
第5講 感染症/菌類
第6講 運動神経/感覚器I
第7講 骨格筋/感覚器II
第8講 自律神経/脳
第9講 副腎・甲状腺/血糖調節
第10講 消化器/泌尿器
第11講 動物概論/比較生物学(動物)
第12講 比較生物学(植物)/バイオーム
第13講 環境問題
第14講 集団遺伝学入門/個体数動態学入門
第15講 生命史/歴史的実験
第16講 バイオテクノロジー
■記述添削演習(8月) |
冬 学 期
9月〜12月
テストゼミナール
本番の入試と同じ形式でテストを行い、その後、全問の解説、ならびに、答案の添削を行います。テスト慣れ、時間配分、答案作成法への精通など実践的に必要な様々なものを獲得する大事な時期です。テストゼミと並行して知識の重ね塗りを行っていきます。
■テストゼミナール
・全16回 ・テスト後即解説+添削指導 |
卒業生の声
医学部に行ってみて、いかにここの生物でやったことが、根幹をつくってくれていたかを実感した。周りの同級生に比べて膨大な医学事項が、楽に覚えられていると思う。頭のどこの引き出しにしまったらよいかがわかる。
(第7期生 東京医科大学)
2021年 7月18日に朝中サマースクールにて特別講座「生物学ってこんなに面白い!性の多様性を学ぼう」を開催いたしました。当日の動画はこちらのリンクから視聴できます。
