英語集中コースIL3 全65回
高校英語の全文法範囲を1年間で・学校では学べない強固な英語力を
中学英語ではまずどれだけ暗記できるかが勝負であって、試験の結果も、その暗記の努力に比例したものだったと思います。しかし、多くの高校生の悩みは、英語が突然に難しくなり、進度も速くなるため、覚えても覚えても英語ができるようにならないというものです。実はここに重大な落とし穴があるのです。英語の苦手な人の多くは、「単語を覚えさえすればなんとかなるもの」と考えています。しかし単語を覚えて、「単語の意味の組み合わせで、つじつまの合う日本語訳を作る」という勉強には限界があるのは当然です。英文の内容も徐々に、文化、文明を語るような高度なものになっていきます。それなのに、「このような形式で書いてあるからこのように読むべき」と考えるのではなく、「つじつまの合うように意味を考える」という読み方をしていたら、理解するのはどだい無理な話です。IL3コースではこうした悪しき学習習慣からの脱却がスタート地点となります。
ヴェリタス英語科では、「文法・構文・単語・意味内容・リスニング」を独立した要素と考え、英語の仕組みを十分に理解し、体系的に知識を積み重ねることができるよう丁寧に指導します。
1. 複雑な英文を読むための武器として文法・構文を利用
単語の意味がわかっても、文の意味がよくわからない英文(=何通 りにも意味が取れてしまう英文)を利用し、想像力に頼らず、文法や構文をしっかりと把握できているかをチェックしていきます。「文法・構文」の知識値を「文法問題」を解くために使うのではなく、複雑な英文を読むために必要な武器として利用していく下準備をするわけです。その作業の中で、読解における文法・構文の利用方法を学んでもらい、200 words程度の論説文(現代文で学ぶような難解な内容の文章)によって実践演習を行います。
2. 日本語に変換して英語を理解するのではなく、英語のまま理解する
そして徐々に、形式的に意味を置き換えたのでは日本語として意味がわかりにくい英文を扱うことにより、その英語的感性で書かれた意味内容を、英語の「語順」で理解する訓練を行います。そして最終的には、英語そのもので思考していけることを目指します。
3. リスニングで英語力をcheck
リスニングというものは、「聞き取る力」のみと思ったら大きな間違いです。それ以前に、「前から順に英語を理解する力(読むのと異なり戻れません)」が必要不可欠です。ですから、2で培った能力を試す良い機会となるのです。今後、入試においてリスニングを課す大学がさらに増加することが予想されます。本来、語学というものは、「読む」「書く」「聞く」「話す」のバランスがとれて初めて完成するものですから、当然の流れといえるでしょう。ヴェリタス英語科では、文構造の基本的訓練を終えた高校2年生より、リスニングの訓練をしていきます。リスニングセクションでは、単に大学入試を目的とするのではなく、「英語」を「実際に使える英語」とすることを最大の目的とします。
開講日
2024年4月11日(木)
以後毎週木曜日 17:30~
2021年度 冬期集中授業にて特別講座「翻訳で学ぶ文法の真価」を開催いたしました。講座の詳細についてはこちらからご覧ください。
カリキュラム概要
夏学期(4月〜8月)
【認識から自動処理へ】*
文における一語一語のはたらきを正確に認識し、短文を用いて、意識しなくても意味がとれるようになるまで反復します。(同じ構造の短文を50個以上扱います)
§1 | be動詞に意味を追加する動詞 | 第二文型 |
§2 | 文の埋め込み I | 第五文型 |
§3 | 予告と展開 | 指示詞 |
§4 | 文の埋め込み II | 不定詞の副詞的用法 |
§5 | 文の埋め込み III | 分詞の副詞的用法 |
§6 | 文の名詞化 | 名詞句 |
§7 | 現在完了と過去の差 | 現在完了 |
§8 | 文の結合 I | 関係代名詞 |
§9 | 文の結合 II | 関係代名詞 |
§10 | 第五文型の受動態の理解の仕方 | 受動態 |
§11 | 予告のasと関係詞のas | 同等比較 |
§12 | 省略されたものの見抜き方 | 比較 |
§13 | not more と less と no more の差 | 比較の否定 |
§14 | 並列構造 | 等位接続詞 |
§15 | would, could, might の意味 | 仮定法 |
Review Test | ||
夏期集中授業 | ・英文法総整理 ・英語構文入門 |
冬学期(9月〜12月)
英作文
- 文の組み立て
- 動詞の種類と文型
- 倒置
- It 構文
- 関係詞
- 否定構文
- 態
- 法
- 不定詞
- 分詞
- 動名詞
- 助動詞
- 比較構文
- Review Test
英文解釈(要約)*
200~250 words 程度で知的興味をひく(現代文で学ぶような)題材の英文を扱い、演習を行います。夏学期に習得した知識の利用法を学び、和訳に頼らずに、語の働きから難解な文章を読みとってゆく力を養成します。
題材タイトル例
・”The difference between composing and rearranging”
・”Having pride in yourself and desiring to change yourself”
・”For your growth and others’ growth”
etc.
冬期集中授業: 構文重要事項総復習
春学期(1月〜3月)
英作文
- 時
- 条件
- 譲歩
- 特殊構文
- 原因/理由/目的/結果
- Review Test
英文解釈(要約)*
総合問題演習
春期集中授業: 速読入門
* テキストの閲覧が可能です。ご来塾の際は是非、直接お手にとってご覧下さい。