東京大学文科3類
築 朱実 さん(女子学院高等学校卒業)

「『分からない』を許容するおおらかさ」

納得するまで話し合う経験

大学の授業を受けていても思うんですけど、ヴェリタスの学問に対する姿勢は大学のその姿勢と通じるものがあるなって思います。ヴェリタスの授業って、当たり前を疑う権利が公然と提供されているんです。自分の頭で考えて、納得できることだけ持ち帰る。大事なことだなって思うんですが、なかなか受験勉強で実現することは難しいですよね。ヴェリタスでは、この理念をすごく大事にしていると感じました。例えば、U4では、講師が問題の解説をするのではなくて、自分が解いてきた解法を他の人達と見せ合って、他人の思考法を盗もうって。分からなければ分かるまでとことん話し合う、という土壌が講師・生徒間だけでなく、生徒同士でも自然に育まれているのがヴェリだなって。
結局自分は、現役時代はインプットの量が多すぎて学びを消化できるほどの時間を確保できずに落ちてしまい、一年浪人しました。逆に浪人中はそれを反省してなるべく自分で考える時間を作るようにしたんです。浪人の時、1人でも納得するまで考えることを貫けたのはヴェリタスのこの考えに触れられたことが大きいと思います。

「分からない」を許容するおおらかさ

あと、ヴェリタスのおおらかな空気感も大好きです。これは先ほどの分かるまで話し合う、にも通じるんですが、「分からない」ことが尊重されて、その上で一人一人にあった方法で分からなさを解決しようとしてくれる。このようにそれぞれのやりたいことや考えを尊重して、信じてくれる塾だって思います。後から振り返ると、現役の時の勉強法は戦略的に反省すべき点も多かったんですが、当時の自分は数学を頑張りたかったし、一年やりきったことに後悔はないです。浪人という選択肢をとった時も、ヴェリの友達が「絶対やりきれる、一年後待ってるよ」とか寄せ書きに書いてくれて。浪人期は「ヴェリタスにいい報告をするぞ!」というのが一つのモチベーションになっていたし、実際合格後にお祝いもしてもらって、本当に「一生ものの友達ができたなぁ」って思っています。