いっぱい問題を解かなくてもいい
大学に入って周りの話を聞いていると「この問題集、やった」「やった、やった」みたいな話題で盛り上がることがあるんですが、「私はやってないなあ」って。ヴェリって、テキストの問題数はそんなに多くないのに、でも市販の問題集には一切手を出さないでいい、というシステムですよね。これが私にとって、とても助かったことでした。あれやこれや手を広げることより、少ない量をピカピカにする、そういう勉強が好きでした。問題集って量が多くて単調で、訓練っていう感じで、できることならやりたくなかったので。少ない量を深くという勉強のおかげで、ちゃんと考えるようになったんだなと思います。慣れでやるという感じでなく、ここまでが知らなくてはならないこと、ここからは考えて思いつけばいいこと、のようなメリハリがあって、だから、毎週新しい発見があって。毎週新しい発見があるなんて、なんて楽しいことだろうと思います。
話し合えば、わかってくるってすごい
哲学書を読むとか、そういうディスカッション型の授業があるんですけど、予習の段階だと、全然わかんなくて。私だけでなくほとんどの人がそんな感じでした、Aクラスでも。だけどディスカッションすれば、最終的には全部のことがわかってくるわけで、それってすごいって思って!一人だったら絶対わかんないけど、話しているうちにわかってくるってすごいなあって思いました。みんないろんな考え方をしてるんだなって。話してたら、あっ、こう解釈すればいいんじゃん、みたいな。いろんな考えの人と話せてすごい新鮮というか。私だったらこう考えないなっていうことも、いつの間に自分でも考えられるようになっていって。交換採点とかも、もう何書いてあるのか全然わかんないんですよ。で、答案ってここの文章ないとわかりづらくなるんだなーと、気づいていったり、クラスの人と共に学ぶというスタイルの授業がたくさんあって、本当に皆と仲良くなるんです。精神的にきつい時、それが一番の支えでした。