慶應義塾大学医学部医学科
洪 美希 さん(白百合学園高等学校卒業)

大学に入って困らない

大学の勉強に対して、周りではかなり苦労してる人が多いのですが、ありがたいことに私は、困ってないです(今のところ(笑))。当然大学だから、新しいことだらけだけど、掘り下げる掘り下げ方とか、頭の使い方とか、そういうものが高3の1年間で身についたなと思います。自分の頭の使い方の癖とか、また、どういう学び方が自分にあってるか、どこまでわかれば安心できるのかとかが、だんだんわかるようになっていった時期でした。ヴェリは内容以上に、そういうものを大事にしてくれていると思います。

()書きがよかった

ヴェリの授業といえば、かっこがいい(笑)。()書きで、どうやって次から次へと移るのかっていう、気持ちや何か心の叫びとかそういうのを、ちゃんと書いてくれるから。あれが本当にためになる。だから、理解の仕方のプロセスのようなものが、先生のと他の人のとか、比較できるんです。()で書かれても、それでもなおピンとこなかったら、授業中でも何でも、わかんないって言ってみたり、言われたりして、あ、そこ気づいてなかったところだみたいな。自分だと見落としてたけど、他の人がここわかんないって言ってたら、あ、そこ自分の理解の仕方が浅かったみたいなことが、よくおこる。あと先生もよく一緒に考える。そういう、みんなの頭の使い方の突き合わせ、みたいなのが授業の中でよく起こってて、だから、先ほどの大学での困らなさにつながってくるのだろうなって。

U4のディスカッション

仲間と一緒に考えるって授業があるんですけど、あの4ヶ月で、本当によく考えるようになりました。最初これ意味あるのかなとおもったのですが、どんどんなんか、もっと他の考え方ないかとか、これが一番楽なのかとか、解ければいいじゃなくて、そういうことを自然と考えられるになりました。その前までは、わりと問題集を解きまくってたりして、「解けたらはい、終了」って感じだったし、それ以上のことを考えようとしても考えられなかったのですが。他の人の考えてる、考え方・見方を、自分のものにしていくという、ある意味ややこしいことが、どんどん楽しくなっていったんです。