東京大学文科2類
上野 航 さん(巣鴨高等学校卒業)

基礎こそ簡単じゃない

「基礎」とは文字通り、ベースとなることで、決して易しいという意味じゃない。そのことを知ったのが、ヴェリタスの授業でした。基礎とされていることの中に、難しいことがたくさんある。今まではそれを素通りして、わかった気分になっていただけで。毎週毎週、そういうことに出会わせてもらえる場でした。特に最初の1,2月は一番衝撃的というか密度が高くて、週1回しかないのに凄い基礎が詰まってて、その復習だけで凄い大変だったんですが、その後、

この授業を受ける前、どんな風に問題を解いてたかわからなくなるくらい、アプローチの仕方が変わった

と実感しました。模試とか実力テストとかの結果も全く変わっていって。例えば、英語の短文のテキスト。すべて知っている単語で短い文なのに、絶対にフィーリングでは読めない、意味の予想のつかない難文ばかりのテキスト、あれ本当に大事でした。何となく日本語に置き換えて読んでいるレベルでは絶対意味がわからない短文に、あのとき集中して出会ったことが、英文はこう読むしかない、というものをつくっていってくれたと思います。

受験が全く苦にならない

大学に受からなきゃいけないから仕方なく勉強してる、学校ではそういう人が周りに結構いて自分もその一人だったのですが、ヴェリ入ってから、授業行きたくないな行くのめんどくさいなとか、一回も思ったことがなくて。そうじゃなく、普通に発見があって楽しいとか、理解できて楽しいとか、そういうスタンスで最後まで勉強できるようになったのが大きいなって思います。一緒のクラスの人達も勉強すごい楽しそうで、普通に自然に勉強しちゃうという感じがあって、今の大学よりも(笑)そういう雰囲気だと思います。