II 近世·近代

戦国大名が群雄割拠するなかで頭角を現した織豊政権の担い手たちによる、日本の土地制度支配に対する抜本的な改変と、それに伴って盤石の支配機構を確立させた武家社会の練乱を、おもに徳川政権の具体的な検証をふまえながら学習していきます。夏学期の後半は、土地支配から貨幣経済への体制移行がもたらした、封建制度の必然的動揺と崩壊をとらえ、徳川政府の瓦解を追いかけるとともに、日本の外にも目を向け、帝国主義に代表される欧米列強の存在をも巻き込んだ日本の動乱と近代への加速をとらえていきます。

近世
第1講 太閤検地論 1573〜1600
第2講 幕藩体制論 -成立期- 1600〜1651
第4講 幕藩体制論2 -元禄期- 1651〜1716
第6講 幕藩体制論3 -享保期- 1716〜1787
第7講 幕藩体制論4 -動揺期- 1787〜1853
第8講 幕藩体制論4 -崩壞- 1853〜1868
[特殊テーマ講義]
第3講 〈外交〉幕藩体制と東アジア世界
第5講 〈経済〉商品流通と市場構造
近代
第9講 明治維新論1 -明治維新の性格- 1868〜1877
第10講 明治維新論2 -明治政府の政策- 1868〜1877
第11講 明治憲法体制 1877〜1894
第12講 日清戦争・日露戦争 1894〜1912
第14議 第一次世界大戦 1912〜1919
第15講 ワシントン体制 1919〜1922
[特殊テーマ講義]
第13講 〈経済〉日本産業革命
第16講 〈文化〉大正デモクラシー