開講日
- 2026年1月7日(水)以後毎週水曜 17:00~
クラス概要
高校物理学の全範囲を12ヶ月で講義・演習するコースです。全くの基礎から講義するので、予備知識は一切不要です。必要な数学も含めて一から講義します。
物理理論をつくる体験をする
完成された理論体系を天下りに押しつけるのではなく、自らの手で物理理論を再構築してゆく体験ができるように講義を進めると同時に、適切な量の問題演習を行い、本コースの内容のみで十分な入試対策となるよう配慮しています。基礎力養成で使用するテキストは、入試問題の単なる寄せ集めではなく、現象の本質的な理解を試すオリジナル問題によって編まれています。一方、入試対策期は、実際に出題された入試問題から演習価値の高いものを精選、テスト形式の演習によって実践的な力を養います。
数式とイメージの往復
物理学とは、公式の暗記と当てはめに終始する学問では決してありません。何より大切なのは、自然界の基本原理を見極めること。高校生だからここまででいいや、という妥協を排して、可能な限り正確な形で物理法則を理解し、様々な現象を数式とイメージの両面から説明できるようになることを目指します。
1年間の大まかな流れと講義予定
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春 学 期
1月〜3月
I 力学
物理現象を記述するために必要な数学の準備からはじめ、全ての分野の基礎となる「力学」の全範囲を一から行います。3月末には、力学に関して知らないこと/わからないことはないという状態に仕上げることが目標です。同時に、物理の勉強の仕方を体得してもらいます。
■力学
第1講 数学的準備・運動の定量的表現
第2講 放物運動
第3講 運動の3法則
第4講 運動方程式
第5講 摩擦力・張力
第6講 運動方程式の演習
第7講 単振動
第8講 運動量保存則
第9講 エネルギー保存則
第10講 エネルギー保存則の演習
第11講 円運動
第12講 剛体のつり合い
第13講 非慣性系
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夏 学 期
4月
II 熱学
「熱学」では主に、気体の状態をマクロにとらえる熱力学を扱います。「力学」では1つ1つの粒子の運動を追跡するというミクロな視点からの議論をしてきましたが、この熱力学では、莫大な数の粒子の様子についてマクロな視点から議論していきます。
■熱学
第1講 力学補遺(重心系)
第2講 状態方程式・気体分子運動論
第3講 熱力学第1法則
第4講 断熱変化・P-Vグラフ
第5講 熱サイクル・熱容量
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夏 学 期
5月〜7月
III 電磁気学
「力学」と双璧をなす重要な分野です。基礎方程式が4つあるところが厄介ですが、これが終わると物理に安心感がわきます。 力学との接点を大切にし、直観的・実践的な説明を重視します。
■電磁気学
第1講 数学的準備・場の考え方
第2講 静電場
第3講 静電場と電位
第4講 静電誘導・誘電分極
第5講 コンデンサー
第6講 抵抗と直流回路
第7講 非オーム抵抗・ダイオード
第8講 静磁場
第9講 電磁誘導
第10講 電磁誘導の演習・コイル
第11講 交流回路
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夏 学 期
8月
IV 波動・原子
波動は力学・電磁気の良い演習となります。原子では現代物理学の一部を体感します。
■波動・原子
第1講 波動の考え方・波動関数
第2講 波動の重ね合わせ・定常波
第3講 音波・固有振動と共鳴
第4講 ドップラー効果
第5講 光の性質・電磁場と光
第6講 幾何光学とレンズ
第7講 回折と干渉・波動光学
第8講 波動光学の演習
第9講 光の粒子性・電子の波動性
第10講 原子・原子核
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冬 学 期
9月〜12月
総合演習
入試問題は難問はほとんどなく、逆に普通の問題ではあるが時間が足りないというのが現状です。8月までに全分野が修了した今、どんな問題でも時間さえかければ、満点をとれるという状態に仕上げることが、この時期の物理の目標です時間無制限で毎回6問予習してきてもらい、その答案を互いに交換し、採点し合うということを行います。採点者の視点を獲得してもらい、かつどうやったら解くスピードを上げることができるのかということを考える為の授業を行います。 テストゼミナール 本番の入試と同じ形式でテストを行い、その後、全問の解説、ならびに、答案の添削を行います。テスト慣れ、時間配分、答案作成法への精通など実践に必要な様々なものを獲得する大事な時期となります。
■総合演習 (9・10月)
時間無制限で満点をとるための訓練 ■テストゼミナール (11・12月) 全8回模擬試験+解説+添削指導 |
Q. 微積を使いますか?
使います。ただし、物理で使う数学は、すべて授業内で講義しますので、微積を知らないと困るということはありません。物理において微積は、法則を適切に理解する為に使います。問題を解く際には、最終的には理科はどの科目も時間制限との戦いになるため、微積を使った方が速い場合のみに使い、微積を使わない方が速い場合は使いません。
卒業生の声
- 小問を読まなくても、本文を読んだだけで立式できるようになるから、かなり速く解ける(暁星)
- やることが、かっちりしているところがいい(白百合)
- 式を立てなくても、だんだん何が起こるかわかるようになるところがすごい(駒東)


