あらゆる知的行為をつかさどる、言語的感性と素養を錬成
全ての科目のベースラインを底上げする役割を担う
何となくわかるけど成績が伸びない
誰もが現代文に抱く感想です。大抵の人は「何となくわかる」ので危機感を抱かず、そして、「どうせ次は全く別の文章が出る」からと、わからない原因も追及せずに、ほったらかしにしてしまいます。ここに現代文低迷の原因が潜んでいるのです。
現代文における誤答には、みなさんの18年間生きてきた「思いこみ」が集約されているといっても過言ではありません。「何となくわかったつもり」の「思いこみ」です。その程度のあやふやな理解でも、日常生活ではそこまで大きな不自由を来しません。しかし、「わかったつもり」は所詮、「つもり」。「理解した」とは程遠いものであり、今後、大学なり社会なりで行う議論、文章活動では、大きく足をひっぱります。それを防ぐ最後の時が、この大学受験なのです。
使い慣れた日本語ですが、この「思いこみ」を払拭するために、もう一度初心に戻って、文章の伝達のルールを見直し、自分自身の理解の仕方を見直すこと、このことが現代文の勉強に他なりません。
授業では、「文章=作者から読者への伝達」、「解答=出題者とのコミュニケーション」という前提からスタートします。実際の文章の読解を通して、「読むための原理」「解くための原理」という普遍的なルールを学び、自分自身で様々な文章に運用していくことで定着を図ります。同一テーマについて<現代文だけ>もしくは<小論文だけ>とせず、実は<読むこと>と<書くこと>の両輪をバランスよくまわすことがが、効率的な実力アップに必要不可欠なことです。
春学期 1月〜3月
1月
第1講 | 同格関係を見抜く – 具体と抽象 |
第2講 | 対比関係を見抜く – 二項対立と相対化 |
第3講 | 主張の型を知る – 肯定と否定のヴァリエーション |
第4講 | 全体へと読みつなぐ – 要約の方法 |
2月
第5講 | 絶対と相対 |
第6講 | 主観と客観 |
第7講 | 近代をめぐる概念 |
第8講 | 「言葉」を疑う |
3月 [春学期集中授業]
春学期に学習した現代文固有の論理展開法をコンパクトにまとめ、整理しなおすために特化した題材を使用する問題演習。全5講。
夏学期 4月〜7月
II 現代思想を理解するのに必要な知識を手に入れる
実は論理を身につけただけではまだ足りません。たとえば、「構造主義の限界」を論じた文章を読む際に、構造主義が何かわかっていないと当然内容はさっぱりでしょう。このような現代思想の基本的な理解を深めることは、とても重要なことです。逆に、様々なテーマについての背景的 な知識があれば、理解は大きく助けられます。また、これと並行してこの期間は、I の再確認・運用を繰り返し、「読むための原理」の定着を図ります。
センターのみ、私大のみの受験を考えているので、本番では択一型の問題しか出ないのですが、記述対策は必要あるのでしょうか?
択一型の問いに、確実な精度で答える為には、実は記述型の訓練が必要です。「次の選択肢の中から最も適当なものを選びなさい」が択一型の形式ですが、選択のための基準づくりなしには、結局は勘に頼ることになり、その日のコンディションによって成績がふらふらになります。記述対策はまさに、このく基準)作りの訓練として不可欠なものなのです。
4月
第1講 | 価値観の黒幕I – 科学と技術 |
第2講 | 価値観の黒幕II – 要素論 |
第3講 | 自然と人間の関係I – 理念とイデオロギー |
第4講 | 自然と人間の関係II – 合理性と非合理性 |
5月
第5講 | 近代から現代へI – 日常と非日常 |
第6講 | 近代から現代へII – 仕事と遊び |
第7講 | 日本論I – 文化の越境 |
第8講 | 日本論II – 日本と西欧 |
6月
第9講 | 自己へのまなざしI – 近代における自己 |
第10講 | 自己へのまなざしII – 自分を語るということ |
第11講 | 体の不思議I – 脳死と心臓死 |
第12講 | 体の不思議II – 私の身体は私の意志に従う? |
7月
第13講 | 歴史とは何かI – 「歴史」と「過去」に楔を打ち込む |
第14講 | 歴史とは何かII – 歴史を語る主体、読む主体 |
第15講 | 生と死I – 私が死ぬこととあなたが死ぬこと |
第16講 | 生と死II – 「正常」と「異常」 |
夏期集中 8月
III 「解くための原理」を理解する
文章が作者から読者への伝達ならば、設問と解答は出題者と皆さんとのコミュニケーションです。春学期と夏学期を通じて蓄積してきた、文章がもつ論理展開の的確な把握法と、文章理解に奥行きをもたせる現代思想の理解を強力な後ろ盾として、文章の精確な読解を行うだけでなく、読み取った情報と自らの理解を、他社にわかりやすく伝達させてゆき技法を、この時期から磨きこんでいきます。冬学期から開始される本格的なテストゼミナールを前に、この時期は「出題意図の把握と適切な対応法」を中心に論じ、実際の問題を素材として使用しながら、個々の回答作成法を洗練させます。
8月 [夏学期集中授業]
夏学期に学習した現代思想の枠組を整備し、具体的な設問の要求を見抜くために実践的問題演習。全5講。
冬学期 9月〜12月
テストゼミナール
本番に即した形でのテストゼミ(演習+解説)となります。毎週、さまざまな領域から出典され、その領域特有の多様な文体を持つ文章を題材とした、高度な実践レベルの論述問題に取り組んでもらいます。
これにぶれることなく安定的に対処するには、これまでに蓄積してきた
I 「論理展開の手法」
II 「現代思想の知識」
III 「出題意図の把握と適切な対応法」
を総動員し、適切なときに適切な仕方で運用することが必要となります。解説では、この総合的運用の手法を提示しながら、問題文で傍線部とされた難解な叙述を誰にでも理解できるわかりやすい表現で解釈伝達する答案作成の模範を示します。これを自ら反復実践する経験を積んでもらうことで、どんなジャンル・テーマ・文体の文章が出題されても揺らぐことのない、精確な読解力と明確な表現力の両方を完成させます。
9月〜12月
9月以降はテストゼミナール形式となります。
[option] 小論文添削討論日曜講座
10月から12月開講
添削実施テーマ
- B 生命医療系
- B1 告知
- B2 死の定義は科学的に決定されるべきか文化的に決定されるべきか
- B3 脳とコンピューターの差は何か
- B4 遺伝子診断
- P 思想哲学系
- P1 自然保護は何を守ろうとしているのか
- P2 創り出される歴史
- P3 脳とコンピューターの所は何か etc
好きなテーマの会に参加できます。
春学期 1月〜3月
1月
第1講 | 同格関係を見抜く – 具体と抽象 |
第2講 | 対比関係を見抜く – 二項対立と相対化 |
第3講 | 主張の型を知る – 肯定と否定のヴァリエーション |
第4講 | 全体へと読みつなぐ – 要約の方法 |
2月
第5講 | 絶対と相対 |
第6講 | 主観と客観 |
第7講 | 近代をめぐる概念 |
第8講 | 「言葉」を疑う |
3月 [春学期集中授業]
春学期に学習した現代文固有の論理展開法をコンパクトにまとめ、整理しなおすために特化した題材を使用する問題演習。全5講。
夏学期 4月〜7月
II 現代思想を理解するのに必要な知識を手に入れる
実は論理を身につけただけではまだ足りません。たとえば、「構造主義の限界」を論じた文章を読む際に、構造主義が何かわかっていないと当然内容はさっぱりでしょう。このような現代思想の基本的な理解を深めることは、とても重要なことです。逆に、様々なテーマについての背景的 な知識があれば、理解は大きく助けられます。また、これと並行してこの期間は、I の再確認・運用を繰り返し、「読むための原理」の定着を図ります。
センターのみ、私大のみの受験を考えているので、本番では択一型の問題しか出ないのですが、記述対策は必要あるのでしょうか?
択一型の問いに、確実な精度で答える為には、実は記述型の訓練が必要です。「次の選択肢の中から最も適当なものを選びなさい」が択一型の形式ですが、選択のための基準づくりなしには、結局は勘に頼ることになり、その日のコンディションによって成績がふらふらになります。記述対策はまさに、このく基準)作りの訓練として不可欠なものなのです。
4月
第1講 | 価値観の黒幕I – 科学と技術 |
第2講 | 価値観の黒幕II – 要素論 |
第3講 | 自然と人間の関係I – 理念とイデオロギー |
第4講 | 自然と人間の関係II – 合理性と非合理性 |
5月
第5講 | 近代から現代へI – 日常と非日常 |
第6講 | 近代から現代へII – 仕事と遊び |
第7講 | 日本論I – 文化の越境 |
第8講 | 日本論II – 日本と西欧 |
6月
第9講 | 自己へのまなざしI – 近代における自己 |
第10講 | 自己へのまなざしII – 自分を語るということ |
第11講 | 体の不思議I – 脳死と心臓死 |
第12講 | 体の不思議II – 私の身体は私の意志に従う? |
7月
第13講 | 歴史とは何かI – 「歴史」と「過去」に楔を打ち込む |
第14講 | 歴史とは何かII – 歴史を語る主体、読む主体 |
第15講 | 生と死I – 私が死ぬこととあなたが死ぬこと |
第16講 | 生と死II – 「正常」と「異常」 |
夏期集中 8月
III 「解くための原理」を理解する
文章が作者から読者への伝達ならば、設問と解答は出題者と皆さんとのコミュニケーションです。春学期と夏学期を通じて蓄積してきた、文章がもつ論理展開の的確な把握法と、文章理解に奥行きをもたせる現代思想の理解を強力な後ろ盾として、文章の精確な読解を行うだけでなく、読み取った情報と自らの理解を、他社にわかりやすく伝達させてゆき技法を、この時期から磨きこんでいきます。冬学期から開始される本格的なテストゼミナールを前に、この時期は「出題意図の把握と適切な対応法」を中心に論じ、実際の問題を素材として使用しながら、個々の回答作成法を洗練させます。
8月 [夏学期集中授業]
夏学期に学習した現代思想の枠組を整備し、具体的な設問の要求を見抜くために実践的問題演習。全5講。
冬学期 9月〜12月
テストゼミナール
本番に即した形でのテストゼミ(演習+解説)となります。毎週、さまざまな領域から出典され、その領域特有の多様な文体を持つ文章を題材とした、高度な実践レベルの論述問題に取り組んでもらいます。
これにぶれることなく安定的に対処するには、これまでに蓄積してきた
I 「論理展開の手法」
II 「現代思想の知識」
III 「出題意図の把握と適切な対応法」
を総動員し、適切なときに適切な仕方で運用することが必要となります。解説では、この総合的運用の手法を提示しながら、問題文で傍線部とされた難解な叙述を誰にでも理解できるわかりやすい表現で解釈伝達する答案作成の模範を示します。これを自ら反復実践する経験を積んでもらうことで、どんなジャンル・テーマ・文体の文章が出題されても揺らぐことのない、精確な読解力と明確な表現力の両方を完成させます。
9月〜12月
9月以降はテストゼミナール形式となります。
[option] 小論文添削討論日曜講座
10月から12月開講
添削実施テーマ
- B 生命医療系
- B1 告知
- B2 死の定義は科学的に決定されるべきか文化的に決定されるべきか
- B3 脳とコンピューターの差は何か
- B4 遺伝子診断
- P 思想哲学系
- P1 自然保護は何を守ろうとしているのか
- P2 創り出される歴史
- P3 脳とコンピューターの所は何か etc
好きなテーマの会に参加できます。