ひたすら覚えるのではなく、考えて構築する!

人体については、内科学の入門

開講日

2020年1月11日(土)
以後毎週土曜日 18:00~

高校生物の全範囲を12ヶ月間で講義・演習するコースです(予備知識は不要)。医学や生物学研究の第一線で活躍する講師が、ダーウィンの進化論から分子生物学に至るまで、生物に対する人類の知見の変貌をたどりつつ、最新の生物学へと招待します。

医学の予習

遺伝子組み換え食品や遺伝子治療など、いまや我々の生活に確実に浸透している遺伝子工学に対し、無知ゆえの盲目的な恐れに煽られず、冷静かつ的確な判断を下すためには、生物学を正しく理解することが必要不可欠です。そのためにも、この講義では、単なる受験対策にとどまらずより広く深く生物学を学び、特に医学・生物学系を志す諸君にとっては『大学の予習』となることをも目指します。また、授業中の質問は自由で、意見や質問が飛び交うのびやかな雰囲気の中で授業が進みます(もちろん、授業後の質問も、納得のいくまでいくらでもお付き合いします)。

根本となる知識と類推によって導ける知識の区別

生物は暗記科目のように思われていますが、入試のほぼ5割は殆ど知識がなくても解けてしまうのが現状です。というのも、生物は実験問題が多く、この実験は「何を目的として」「どんな欠点があって」理論的にはどのレベルまでのことを言うことができるのかを問うているからです。そういう意味では、推理小説や現代文に近い科目とも言えます。覚えようにもきりがなく、広く多様な生物の世界において、重要なことは根本となる知識と、そこからの類推によって導ける知識に分け、頭を使って覚えてゆくことです。

授業では、上記の「根本となる知識」と「類推によって導ける知識」をはっきりと区別してゆきます。また、専門書から引用する多量の図表、プロジェクター等を用い、どんな位置に何があるのかを視覚的に訴え、記憶の補助を促してゆきます。覚えるのではなくて考えて理解することによって培われた実力は、大学進学後も必ずや大きな武器となるでしょう。

使用テキスト: 「基礎生物学系統講義」

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