Level 5 (L5)

英語「を」学ぶのではなく、英語「で」学ぶことを目的とした、ヴェリタス英語学習における最高レベルのクラスです。修了時には、英検1級レベルの英語力が身につきます。

開講日(冬学期)

2025年9月3日(水)以後毎週水曜 17:30~

クラス概要

このクラスは、英語「を」学ぶのではなく、英語「で」学ぶことを目的とした、ヴェリタス英語学習における最高レベルクラスです。大学入試で求められている英語力と大学の専門課程で必要とされる教養の間には大きな差があります。大学に入ってからつまずくことなく自らの選んだ分野の研究を進めていくためには、高校英文法の枠にとらわれることなく大学での研究に耐えうる正確な文法の力、そして中途で諦めることなく文献を読み切る力を身につけることが必要です。しかし、たいていの高校生はその差を埋めるための勉強法を学んでおらず、大学に入ってからの勉強の仕方が分からないまま入学し、そのまま専門課程に進んでしまって、自分の選んだ研究をするための英語力が足りずに苦労することになります。Level 5は、Level 4までで学んできたことを核として大学入試の後を見据える学習者を想定し、ディスカッションの演習形式を中心に高度な教養を身につけるためのクラスです。大学に入ってから無理なく自分の選んだ研究を続けるための土台を形成していきます。

授業の形態

エッセイについては、日本語で下書きを、英語で本文を書いて来てもらいます。講師が、言いたいことを英語でも正確に表現できているかや、説得的な論理展開かどうかについてコメントをつけます。このエッセイ演習を通して英文の説得的な書き方の典型に習熟することは、長文読解にも役立ちます。目標は、毎回読むテキストについて、その著者の主張を鵜呑みにするのではなく、それに対する批判的な検討を英語でできるようになることです。

2000語を超えるテキストを扱います。予習として、①テキストの読解、②付属問題への回答、③疑問点の書き出しをします。③に関しては内容・文法問わず、いかに当細な疑問でも構いませんが、授業の核となるので必須となります。授業では、③を一つ一つディスカッションおよび講師への質問を通して解決する他、自分が予習の段階で気づけなかったことへの気づきを得るとともに、他人の考えを分析する方法および自分の考えとの比較・相対化の方法を学びます。特に難所となる箇所の文法的説明、論理的分析の他、思想的背景の提示および解釈の整合性の検討も行います。

英文音声を聞き、シャドーイングとディクテーションをしたあと、グループに分かれて発音していきます。難しい箇所は、なぜこのような発音になるのか、音声の中のどこに注目したらよいのか、それがどこから分かるのかなどを講師が解説していきます。

授業では、200語程度の、文法構造や論理構造の複雑な英文の訳稿の作成と講師による解説を行います。比較的古い時代・地域の流麗かつ複雑な文も読みこなし、正確かつ読者に伝わりやすい和訳を作ることが毎回の目標です。演習を通じて、速読と精読の差異および翻訳に特有の困難を理解し克服することができるようになります。

カリキュラム

長文およびリスニング出典一覧(長文とリスニングの出典は同一テキスト)

夏学期
第1講 Richard Feynman, Surely You're joking, Mr. Feynman!
第2講 Alfred North Whitehead, The Aims of Education
第3講 Carol Gilligan, In a different voice. Psychological Theory and Women's Development
第4講 Simone de Beauvoir, The Second Sex
第5講 Stephane Hawking, A Brief History of Time
第6講 Stephane Hawking and Leonardo Mlodinow, The Grand Design
第7講 Angela Y. Davis, Are prisons obsolete?
第8講 Michel Foucault, Discipline and Punish : The Birth of the Prison
第9講 Konrad Lorenz, Man meets Dog (Chapter13. "What a pity he can't speak—he understands every word")
第10講 Konrad Lorenz, Man meets Dog (Chapter17. "Man and the cat")
第11講 Rodney Huddleston, Geoffrey K. Pullum, A student's Introduction to English Grammar
第12講 Emile Benveniste, Problems in general linguistics
第13講 Ruth Benedict, The chrysanthemum and the Sword. Patterns of Japanese culture
第14講 Harumi Befu, Concepts of Japan, Japanese culture and the Japanese
第15講 Ivan Waddington, Andy Smith, An Introduction to Drugs in Sport : Addicted to Winning
第16講 Eric Dunning, Sport matters Sociological studies of sport, violence and civilization
冬学期
第1講 Lynn McDonald, Florence Nightingale at First hand
第2講 Louise E. Robbins, Louis Pasteur : And the Hidden World of Microbes
第3講 Moshe Barasch, Modern Theories of Art, 2
第4講 Umberto Eco, On beauty
第5講 R. Bull, C. Cooke, R. Hatcher, Criminal Psychology
第6講 Curt R. Bartol, Anne M. Bartol, Criminal behavior. A psychological approach
第7講 Stephen Jay Gould, Wonderful life. The Burgess Shale and the Nature of History
第8講 Jonathan Silvertown, The long and the short of it. The Science of Life Span and Aging
第9講 Daniel Kahneman, Thinking, fast and slow
第10講 John von Neumann, Oskar Morgenstern, Theory of games and economic behavior
第11講 Jeffrey M. Pilcher, Food in World History
第12講 Felip Fernandez-Armesto, Near a thousand tables. A history of food
第13講 Alfred W. Crosby, America's Forgotten Pandemic. The Influenza of 1918.
第14講 Donna Haraway, When species meet
第15講 Rachel Carson, Silent Spring
第16講 O Henry, The Gift of the Magi