国語科基礎コース (基礎国語Ⅰ/基礎国語Ⅱ)

はじめに

誰もが国語の力は必要だと思っている。
しかし、多くの人が数学・英語に勉強時間のほとんどを費やす。

これが、皆さんの現実ではないでしょうか。
この基礎国語コースでは、週2時間半という時間の中で、将来必ず必要となる

  • 制限時間の中で「他者」の言葉を理解する読解力
  • 大集団の中で埋没することのない表現力

を身につけてほしいと思っています。

基礎国語コースは基礎国語Ⅰと基礎国語Ⅱに分かれており、学習進度、演習目的、受験までの時期など個別の事情に合わせて、自由にクラスを選択し受講することができます。この講座は、年に二回、夏学期(4~7月)と冬学期(9~12月)に同様のカリキュラムで開講します。

基礎国語Ⅰ:
対象は中学3年生~高校2年生。初学者向けに文法·読解の基礎的な講義を行うクラスです。指導内容は夏学期・冬学期で同様のものを扱います。

基礎国語Ⅱ:
対象は「基礎国語I」を受講済の生徒、あるいは基礎的な古典文法・現代文の読解力を備えた高校1年生~2年生。小論文執筆の方法にも触れるため、医学部受験・推薦入試を考える方にもおすすめのクラスです。主にゼミ形式で応用的な読解演習・添削指導を行います。指導内容は、夏学期·冬学期で若干変更しますので、夏・冬を通しての通年受講・反復受講も可能です。学習進度に合わせてご受講ください。

開講日

基礎国語Ⅰ
2025年4月12日(土)
以後毎週土曜日 14:00~
基礎国語Ⅱ
2025年4月12日(土)
以後毎週土曜日 18:00~

基礎国語Ⅰ・基礎国語Ⅱの受講例

高1夏 高1冬 高2夏 高2冬
例1 基礎国語Ⅰ  基礎国語Ⅱ(冬)  基礎国語Ⅱ(夏)
例2  基礎国語Ⅰ  基礎国語Ⅱ(夏)  基礎国語Ⅱ(冬)
例3  基礎国語Ⅰ  基礎国語Ⅱ(冬)
例4  基礎国語Ⅰ  基礎国語Ⅱ(夏)

※「基礎国語I」「基礎国語Ⅱ」ともに、「現代文」と「古文・漢文」がセットになっている講座です。どちらかのみの受講はできません。
※「基礎国語Ⅰ」を受講したのちに、必ずしも「基礎国語Ⅱ」を受講しなければならないわけではありません。
※「基礎国語Ⅱ」を受講するためには、まず「基礎国語I」を受講することをお勧めしますが、十分な力があると判断される場合(または、高校2年秋学期からの受講など受験までの期間が短い場合)は、その限りではありません。お困りの際は、担当講師に面談をお申し込みください。

基礎国語Ⅰ

現代文セクション

このクラスでは、主に講義形式で、文章を読む上で重要な共通ルールを伝授した後、実際に入試で出題された文章を読んで、解答を練り上げる訓練を行います。記述問題を検討する際には、ディスカッション方式を採用することもあります。なお、教材には練習問題を豊富に用意し、受講生が各自の目的に沿って復習できるようにしています。

授業内容(現代文)
第1回 文章のしくみⅠ 接続
第2回 文章のしくみⅡ 具体と抽象
第3回 文章のしくみⅢ 類比と対比
第4回 文章のしくみⅣ 因果関係
第5回 文章のしくみⅤ レトリック
第6回 読みつなぐⅠ キーワード
第7回 読みつなぐⅡ 段落同士の関係
第8回 読みつなぐⅢ 全体の趣旨
第9回 要約の方法Ⅰ
第10回 要約の方法Ⅱ
第11回 要約の方法Ⅲ
第12回 総合問題演習A 記述問題の解答法
第13回 表現するためにⅠ 情報の整理
第14回 表現するためにⅡ 推測と演繹
第15回 表現するためにⅢ 根拠を探す
第16回 総合問題演習B 意見論述問題の解答法

古典(古文・漢文)セクション

このクラスでは、主に講義形式で、読解のために不可欠な古典文法を伝授します。さらに単語の覚え方や古典常識にも触れながら、学校の授業では扱わないような言葉の歴史的な流れや実際の文章での使われ方を徹底的に確認し、単なる暗記にとどまらない原理レベルでの古典の理解を目指します。

授業内容(古文・漢文)
第1回 古典入門
第2回 古文Ⅰ 動詞
第3回 古文Ⅱ 形容詞・形容動詞
第4回 古文Ⅲ 文章を読みつなぐために
第5回 古文Ⅳ 助動詞(1)態と打消
第6回 古文Ⅴ 助動詞(2)時制
第7回 古文Ⅵ 助動詞(3)推測と断定
第8回 古文Ⅶ 助動詞(4)識別
第9回 古文Ⅷ 助詞(1)
第10回 古文Ⅸ 助詞(2)
第11回 古文Ⅹ 敬語法(1)
第12回 古文Ⅺ 敬語法(2)
第13回  漢文Ⅰ 再読文字・使役形・受身形
第14回  漢文Ⅱ 否定形・疑問形
第15回  漢文Ⅲ 比較形・抑揚形・限定形ほか
第16回  漢文Ⅳ 漢詩

*現代文、古典ともに毎週、TAによる添削指導を行います。家庭学習で解いてきた答案に対して、丁寧に添削・採点・助言を行い、記述力のフォローアップを図ります。添削問題は、国公立二次試験の記述試験、そのうちでもここ十年間の間に出題された最新の重要問題で構成しています。現代文は、歴史的に重要なトピック(例:近代、科学、哲学、芸術など)を中心に問題を構成し、古文は、ジャンル(随筆、説話、物語)別に記述問題を構成しています。

基礎国語Ⅱ

現代文セクション

自分が書いた文章は、十人十色の読まれ方をする可能性があります。いくら勉強しても、「模範解答と自分の解答が食い違う」、「自分の書いた文章をわかりにくいと言われる」というのは、誰もが経験することです。自分の意見を相手に正確に伝える答案を書くためには、皆さん自身が、文章展開のルールに則って、的確な表現を選びながら、文章を書く必要があります。このクラスは、自分の作ってきた記述答案を相互に批判·検討し、より良い答案に磨き上げるための訓練をゼミ形式で行います。

授業内容(現代文)
第1回 ガイダンス―近年の問題傾向
第2回 ポストモダンの文脈―構造主義(1)
第3回 ポストモダンの文脈―構造主義(2)
第4回 ポストモダンの文脈―構造主義(3)
第5回 思想の前線Ⅰ シンギュラリティ(1)
第6回 思想の前線Ⅰ シンギュラリティ(2)
第7回 思想の前線Ⅱ 能力主義(1)
第8回 思想の前線Ⅱ 能力主義(2)
第9回 思想の前線Ⅲ 新しい経済モデル(1)
第10回 思想の前線Ⅲ 新しい経済モデル(2)
第11回 思想の前線Ⅳ ケアの倫理(1)
第12回 思想の前線Ⅳ ケアの倫理(2)
第13回 日本語の深淵Ⅰ 小説を読む(1)
第14回 日本語の深淵Ⅰ 小説を読む(2)
第15回 日本語の深淵Ⅱ 随筆を読む(1)
第16回 日本語の深淵Ⅱ 随筆を読む(2)

古典(古文・漢文)セクション

文法や単語・常識をひととおり覚えたあとに、その歴史的変遷を押さえ、テクストに触れ続けることは、未知なる他者に対する想像力をたくましくし今を生きるわたしたち自身の“魂”のありかを探るために重要な営みでもあります。このクラスでは、前半は講義によって文学史を学習し、後半は主にゼミ形式で記述問題演習を行います。夏学期・冬学期ともに、共通試験をはじめ東大・京大でも頻出の和歌、物語、漢詩を取り上げ、家庭学習で仕上げてきた解答を受講者同士で検討しあうことで進行します。単なる言葉の列、あるいは記号の羅列としてではなく、“魂”の宿った生命の軌跡として、古典を学ぶ旅へ出かけましょう。

授業内容(古文・漢文)
第1回 ガイダンス―近年の問題傾向
第2回 文学史講義Ⅰ 日本文学史(1)
第3回 文学史講義Ⅱ 日本文学史(2)
第4回 文学史講義Ⅲ 中国文学史
第5回 古文Ⅰ 和歌解釈の方法(1)
第6回 古文Ⅰ 和歌解釈の方法(2)
第7回 古文Ⅰ 和歌解釈の方法(3)
第8回 古文Ⅱ 物語の世界へ(1)
第9回 古文Ⅱ 物語の世界へ(2)
第10回 古文Ⅱ 物語の世界へ(3)
第11回 古文Ⅲ 総合読解演習
第12回 漢文Ⅰ 思想と啓蒙(1)
第13回 漢文Ⅰ 思想と啓蒙(2)
第14回 漢文Ⅱ 歴史(1)
第15回 漢文Ⅱ 歴史(2)
第16回 漢文Ⅲ 総合読解演習