Field 4 (F4)

高校数学理文共通範囲の基礎を一通り終えた人を対象として、極限の導入から始めて、理系範囲全ての講義・演習を行い、大学1年次で学ぶ線形代数の基礎を扱って、最後は入試問題演習を行うクラスです。理系範囲の前提知識はベクトルを除き、一切必要ありません。

開講日(春学期)

2026年1月5日(月)以後毎週月曜 17:30~

クラス概要

理系範囲というと、計算の修得ばかりに重点がおかれ、理論的裏付けはないがしろにされる傾向がありますが、このクラスではまず、

導入の際には歴史を追うように理論的な背景を学び、その後自らの手を動かし演習を行う

という形態をとります。
実際に大学で用いられている数学の言葉・表記を多く導入し、受験に向けた力をつけるだけでなく、大学への接続に重点をおいています。

進度予定表

夏学期
第1回 極限とは何か
「限りなく大きい」「限りなく近づく」とはどういうことか
∞は数なのか
第2回 実数とは何か
無限小数の「無限」とは
ある有理数に限りなく近い有理数は存在するか
存在するならそれを連続と呼べるのか
実数と有理数では何が異なるのか
実数が連続なのか、連続になるようにしたものが実数なのか
第3回 関数と極限
関数が連続とはどういうことか
・中間値の定理
・はさみうちの原理(実は連続の定義そのもの)
関数の発散の強さを比べる
第4回 極限計算法・計算練習
第5回 微分とは何か
どんな曲線も「限りなく」拡大すると直線とみなせるのか?
直線とみなせるとはどういうことか
直線とみなすことのメリットは?
第6回 微分の性質
微分は1次近似! 1次式での性質が成立する
線形性・合成関数の微分・積の微分
第7回 微分計算法・計算練習
第8回 平均値の定理
各点での傾きから元のグラフを復元することの正当性
-ミクロの世界とマクロ世界の接点-
平均値の定理を使って何ができるか
第9回 初等関数のグラフをさらに詳しく調べる
第10回 パラメータ表示された関数をどう扱うか I
第11回 求積の歴史
無限に細かいタイルをしきつめれば面積は求まるのか
それは現実に計算可能なのか
第12回 積分とは何か
一般の関数で囲まれた領域の面積を、原始的な求積法を用いて計算することができるか
一旦、ミクロの世界に持ち込むという構造は、微分に対応している。それをもう一度現実の世界に戻すにはどのような演算が必要か
第13回 積分計算法・計算練習
第14回 積分を利用して何ができるか
第15回 様々な分割
曲面に囲まれた部分の体積を求めるにはどうすればよいか
様々な分割の仕方がある!
第16回 パラメータ表示された関数をどう扱うか II
7月下旬 校内模試
8月 夏期集中授業(5日間×2)
総復習 二次曲線
冬学期
第17回 複素平面
第18回 複素数の四則の図形的意味
第19回 de Moivreの定理
第20回 複素数の方程式 I
第21回 複素数の方程式 II
~複素数係数の二次方程式~
第22回 反転 I ~初等幾何~
第23回 反転 II ~複素数~
第24回 一次分数変換
第25回 代数学の基本定理
第26回 Eulerの公式
第27回 行列の定義
第28回 行列の四則
第29回 逆行列
第30回 線形変換
第31回 固有値・固有ベクトル
第32回 対角化
※冬学期の内容は、受講者の傾向に合わせて、複素数平面と微積分の演習を増やし、行列範囲を減らす場合があります。
12月下旬 校内模試
12月 冬期集中授業(5日間)
複素数平面・行列演習
注) 高2生は12月まで受けたのち、1月からスタートする受験コースへ接続。
春学期
1・2月 数III演習テストゼミ(全8回)
テスト、解説、添削、個別分析を行う。
どの分野からもオールラウンドに出題する。
3月 春期集中授業(5日間)
数III実戦テストゼミ