京都大学総合人間学部
三澤 魁旺 さん(本郷高等学校卒業)

クラスの人と勉強の話をしているのが当たり前になる

学校だと休み時間は、勉強内容と関係ない話をして息抜きという感じだったけど、ヴェリタスは、不思議と休み時間に勉強の話をすることが多いですよね。例えば、問題を見た時に、見た瞬間に何を感じるかとか。そういう直感的なものって多分人それぞれで、その直感はいい時も悪い時ももちろんあって、だからこそ、他の人はその問題を見た瞬間にどう感じるのかなっていうのは本当に大切だなって思います。やっぱり自分では気づかないことを気づいていることが多くて、それを聞いているといつの間に自分でも気づけるようになるので。そういう癖がついたのか、京都大学でも、今自分の周りはそんな感じになってて、こういうのって大事だなと思います。

慣れれば解けるようになるのか―少ない量から学ぶこと―

学校とか他の塾のスタンスって、とりあえず経験で慣れて解けるようにしていくというものだと思うんですけど、そういう慣れって本当に個人差があって能力で大きく左右するし、自分がどれくらい経験を積めば問題を解けるようになるのかがわからない。経験だけを重視するというスタンスは、嫌だったんです。だから、ヴェリタスの、ここまでは必要最低限知っていなくてはならないこと、ここからは知っているからではなく、思いつくべきもの、というライン引きをしっかりしてくれるテキストが、本当に支えになりました。何が足りなかったのかが明確になるというのもありましたし、やっぱり慣れ重視じゃなくて自分の頭の働かせ方を学ぶからこそ、見たことがない問題というか、見慣れない問題が出てもやっていけるのだと思いました。

わからないことが増えても思考停止しなくなる

自分がこの1年間で最も変わったことと言えば、「思考を放棄しない」ということです。前は、勉強に限らず、わからないとき思考停止ぎみになってしまっていましたが、わからなくても、わからないなりにわかることを増やしていくことだったり、あがき続けられるようになったかなと思います。思考を放棄しないということは一筋縄ではいかないのですが、この1年の中で「考え続けた結果楽しくなったなあ」という感覚があるので、わからないことの中でも悲観したりせず、わからないことがより増えていっているのに楽観的に考え続けられたりしてます。