「化学は覚えるもの」ではない!

日常のいろいろなことの「なぜ」が分かるようになる

開講日

1組
2025年1月12日(日)
以後毎週日曜日 17:00~
2組
2025年1月7日(火)
以後毎週火曜日 17:30~

高校化学の全範囲を12ヶ月間で講義・演習するコースです。予備知識は一切不要で、1~9月で全範囲の基礎講義・標準演習を終え、10~12月でテストゼミ形式での演習を通じて受験対策を行います。

未知の反応を予測できる力

化学は本来、誰もが面白いと思えるはずの分野であるにもかかわらず、呪文のような反応式をひたすら覚えるだけの暗記科目と見なされることが多いのですが、すべての反応を覚えなくてはならないわけではありません。物質の反応は、気まぐれに起こるものではなく、確固たる反応機構に基づいています。その反応の理論体系を理解することができれば、反応式をその場で組み立てることも可能ですし、未知の反応についてもある程度予測はできます。本講義では、「なぜこの反応が起こるのか」という部分の理解を一番大切に考えます。

生物との深い関連

化学をめぐる諸問題は日常の様々なところに表れています。例えば、シャンプーと別の会社のリンスを組み合わせて使うと、同じ会社のシャンプー・リンスを使うのと比べて、どのようなことが起きるかわかりますか?反応理論を学ぶことによって、日常をめぐる様々な問題に対する予測性や視野が広がるのです。新課程(2024年入試以降)になって重要視される、大学化学との連携のための混成軌道やエンタルピーのテーマ、有機化学や高分子範囲を立体化学の考えも入れ込みながら、新課程のための考える授業を展開していきます。

使用テキスト:
「理論化学基礎講義」「無機化学基礎講義」「有機化学基礎講義」

表紙
テキストサンプル

※ 1月〜9月は、1・2組とも同内容の講義を行い、9月初めにクラス分け試験を行って10月から上位クラスと下位クラスに分かれます。
(クラスによって、曜日・時間が変更になる場合がございます。)