千葉大学医学部医学科
鈴木 隆 さん(開成高等学校卒業)

無意識でできちゃっていることを、意識上に載せてくれる

ヴェリタスに入る時は「類題は解けても、初見の問題は解けない」という状況で、当時としては、数学はいまいち苦手だなーという漠然とした印象でした。解ける問題も、自分が今どういう解き方で解いてるのかとかあんまりわからずで、結果として解けたような気がして、これあってるのか?って感じで。ヴェリタスの授業を受けてすごいと思ったのは「とりあえず自分がどういうことをやろうとしてるのか」っていうのがわかるようになっていったからです。数学って、自分が今なにやってるのか見失うことってありません?、そういうとき自分がどの位置にいるのか、立ち位置というか、そういう視点をもつことができるようになったというのが大きいですね。

――どうやって、そうなれたの?

一つは、先生の問いかけが常に、そういう立ち位置を尋ねてくるような問いだからですかね、知っているか知らないかのようなクイズのような問いではなくて、例えば、「今、鈴木が行おうとしてるのは順像?逆像?」とか、「この式どっち向きから眺めようとしてるの?」とか、そこ聞くか?という感じのこと聞いてくるじゃないですか。その中で徐々に自分が何をやってるのか意識するっていうことが癖になっていきました。先生自身のそういうプロセスも板書に書いてくれるし、何より先生が、教えてくれる人というよりは、こっちの足元を照らしてくれる質問を発する人って感じでした。無意識のことを、意識上に浮かばせてくれるというか。

問題集の解答の書き手の視点すらも、わかるようになる

もう一つは、同じクラスの人と話すことでした。問題集を自分でやるときって、解答みて自分が納得出来なくいまいち腑に落ちなくてもどうしようもないじゃないですか。だから仕方なくこういうこともあるんだな、って思って飲み込むわけなんですけど。U4のディスカッションの授業を通じて、せっかくやるんだし、納得出来るまでとことんやろうって。互いに自分が納得できるまでとことんつきあってくれて、そうすると、他の人の発想の理由とかが見えてくるんですよね。

――鈴木って、問題集やってても、結構突き詰めるタイプじゃなかったの?

いや元々はそうでもないです、こういう風に解くんだー、終わり!って感じでした。問題集の解答って、ちゃんと書いてはあるんですけど、別の考え方もあるんだ感が漂って来ない。どちらかというと「これしかないんだ」感で、押しつけられてる感じ。でも、U4のディスカッションの授業の後では、問題集の解答からでも、なるほど、この解答をつくった人は、こういう風に、この部分をとらえたのか、ここで分岐させられるぞとか。だから、楽しくなりました、一人でも突き詰められるようになって。実際本番でも、数学は、自問自答しながら満点近くをとることができました。