I 「読むための原理」(論理展開の共通ルール)を理解する

高度な内容の文章を読む際に、文の中のどのような言葉に気をつけるべきなのか、どのような論理展開が一般的であるのか、まずは典型例を学び、そしてその変形 version を学んでいくという方式をとります。その中で、読解の手がかりとなる「抽象と具象の繰り返し」「言い換え」「帰納と演繹」「集合の絞り込み」など重要な論理展開手法を体得してもらいます。

使用テキスト:
「国語受験科現代文 ―読むための理論編―」
「国語受験科現代文 ―近現代思想編―」

テキスト表紙

表紙

添削例

1月

第1講 同格関係を見抜く – 具体と抽象
第2講 対比関係を見抜く – 二項対立と相対化
第3講 主張の型を知る – 肯定と否定のヴァリエーション
第4講 全体へと読みつなぐ – 要約の方法

2月

第5講 絶対と相対
第6講 主観と客観
第7講 近代をめぐる概念
第8講 「言葉」を疑う

3月 [春学期集中授業]

春学期に学習した現代文固有の論理展開法をコンパクトにまとめ、整理しなおすために特化した題材を使用する問題演習。全5講。