II 日本語と英語の対立を超えた言語能力を身に付ける

文法英作文パート

英語表現に適した日本語表現に、日本語の中で変換する訓練を行います。併せて、非常に便利な英語表現の網羅増強を行います。

構文和訳パート

英語を英語のまま、語のもつニュアンスも含め、英語の語順のまま理解する訓練と並走し、そのわかったことを、厳密に日本語で表現することを行います。

長文読解パート

先学期に身につけた、メタレベルから構成する視座を利用し、要旨を的確に表現する技術を洗練させます。

夏学期の授業スケジュール

一列 二列 三列 四列
単語・語法 文法・作文 構文・和訳 要旨論理把握
第1講 動詞の分類 助動詞 挿入構文 グローバル化と英語
第2講 存在文・能動受動 仮定法 助動詞 子どもと知性
第3講 頻辞 接続詞 倒置構文 終身雇用制の是非
第4講 目的語の形態論 不定詞 文の名詞化 夢の効用
第5講 SVOA① 分詞・動名詞 文の形容詞化 農耕の期限
第6講 SVOA② 関係詞I 関係詞 普遍文法の構想
第7講 授与動詞 関係詞II 相関構文 アルコール依存への評価
第8講 不定詞つき対格① 比較 分詞 消えゆく言語
第9講 不定詞つき対格① 時制 仮定法 古代ギリシャの恩恵
第10講 動詞語法Review 否定 接続詞 英国内の道路の誕生
第11講 接辞と限定・叙述用法 名詞構文 比較構文 動物と感情
第12講 補文構造・配列規則 等位接続 顔面の非対称性
第13講 冠詞類の配列 譲歩 動名詞 疾病と人類史
第14講 副詞の形態と位置 類比 目的構文 社会学的知見とは
第15講 名詞と数概念 因由 比較 コロンブスの功罪
第16講 目的性名詞・強意・相互複数名詞 確認 不定詞 子どもと芸術

全列で長文を扱いますが、それぞれの列でフォーカスの置かれるポイントが異なります。

全4時間の講義は、テストゼミナール[演習・解説](2時間)、文法作文(1時間)、和訳(30分)、リスニング(30分)によって構成されます。
テストゼミでは、上記多様な分野を渉猟しうるように工夫されており、提出答案は採点・添削のうえ、翌週返却されます。

使用テキスト

「テストゼミナール」「Criticismの業」「難系長文速読講習」「Methodology  for Listening Stage II」

※ 7月下旬のクラス分け試験によって、A、B、Cのクラス替えが行われます。