東京大学理科1類
菊竹 潤 さん(学習院高等科卒業)

本質を学ぶ授業

現役生の頃から、先生方に言われていたことではあるんですけど、大学に入って感じたのは、ヴェリタスの授業内で結構踏み込んで学んでいた数学の知識の蓄えが、基礎となって役に立っているということです。その時に「ヴェリタスの授業は本質を学ぶ授業だったんだ」って気づきました。ヴェリタスでは最初の授業から「定義」をめちゃくちゃ学ぶんですよ。中学でもそういう授業って無かったからびっくりしました。これって本当に必要なのかなって。でも、学習が進んで大学受験に近づいていく中で、色々な学んだこと全てが大切だったんだな、無駄がなかったんだなって言うのはすごく感じることができましたし、大学に入ったいまでも感じています。そういう意味でも、ヴェリタスって近道では無いかもしれないけれど、本気でやればとことんやり抜ける。本質的に学ぶことができるからこそ、着実に力になる環境なんだと思います。

友達と高め合う関係

予習をして、授業でいざ自分で解いてみて、解けないぞ、と。授業のテーマとしていろんな解法で解けるようにしよう、って言うのがあったので、なるべく頭をひねって、いろんな解法を考えては試して。その後にディスカッションをすると自分が思いつかなかったことを、友達が思いついていたり、逆に自分の考えをみんなに共有出来たりするんです。

受験期は毎週テストゼミだったんですが、やっぱりすごい点数を叩き出す子がいて、それにはすごい刺激を受けましたし、「自分も負けないぞ」って思いました。これは相手の顔を知っていて、普段からコミュニケーションを取っているからこそ出てくる感情だと思うので、自分も頑張っていい点取ろうっていうモチベーションを持って臨めたんじゃないかなと思っています。それが友達と高め合う関係みたいなものだった気がします。受験生の期間ってあまりよく捉えられなくて、「辛い」とか悪く捉えられがちだと思うんですけど、個人的にはそういう友達と同じ時間を共有したからこそ、「いい思い出だったな」という風には感じますし、今でも連絡は取ってますね。