講座名/時間 内容紹介
物理

波動 講義

─力学的波動編─

2コマ連続第3タ-ム4,5限
8月13日(火)~17日(土) 15:20~19:40

物理特別講座1
物理1,2組集中授業-1,2

波動未習者を対象に、力学的波動を講義します。波動とは、物理量の周期的変化の空間的伝播のことであり、力学的波動とは、この波動の媒質が実際の物質(空気、水等)によって担われているものを指します。例えば、空気を媒質にする波動を音波と呼び、水を媒質にする波動を水面波と呼んでいます。
波動分野は多数の公式や実験を学ばなくてはならず、多くの受験生が苦手意識を持ちがちな分野ですが、三角関数を用いて原理的に考察すれば、実は多くの式や事実を統一的な枠組で扱うことができ、熱学と同様、本来はとても解きやすい分野です。
本講座では典型的な良問の演習を通じて、波動関連の問題に対する統一的な視点を養うことを目的とします。受講にあたってはあらかじめ、三角関数の加法定理、和積の公式について復習しておくことが望ましいでしょう。

波動 講義

─電磁的波動編─

2コマ連続第4タ-ム変則1,2限
8月22日(木)~26日(月) 8:00~12:20
物理特別講座2
物理1,2組集中授業-3,4

波動未習者を対象に、電磁的波動を講義します。波動とは、物理量の周期的変化の空間的伝播のことであり、電磁的波動とは、この波動の媒質が実際の物質ではなく空間によって担われているものを指します。これは我々が通常、光と呼んでいるものに他なりません。電磁気学、力学的波動の知識を前提としますので、未習の人は必ず、力学的波動編を受講してから、本講座を受講して下さい。
この分野は、古典物理学の復習という意味でも、また古典物理学の限界を知る意味でも重要な分野です。さらに、電子工学やナノテクノロジーといった現代社会を支える技術の基礎にある現代物理学の基点であることを考えれば、科学の学習という観点からも大事なことです。本講座ではこのような視点から、これまでに学んできた古典力学・熱学・電磁気の各分野について、「その限界を知る」という批判的な立場から復習することに重点をおいて講義を行います。また、電磁的波動の学習の困難さは、「近似」にあるといっても過言ではありません。この近似について多くの時間をさいて丁寧に説明を行い、また重要な歴史的実験も網羅します。今まで学習してきた古典物理学の範囲の知識の総整理となる講座です。また前期量子論の簡単なイントロダクション(教科書における「原子」の項目)と演習も行います。
化学

無機総合演習

第1タ-ム6限
8月1日(木)~5日(月) 20:00~22:00
第2タ-ム4限変則
* 8/10休講、8/12補講
8月6日(火)~10日(土) 15:20~17:20
* どちらのコマも同内容です
化学1,2組集中授業-1

無機化学を一通り学び終えた人を対象に、知識の総整理と反応理論の運用能力のupを目的として入試問題演習を行う講座です。知っているべき無機化学の事項を完全網羅するように問題をセレクトします。
授業の形式は、ただ単に問題の解答を説明するのではなく、問題が与えられてから解答に到達するまでに何を考えるべきかを順を追って説明していきます。自分で正しい解答に到達できない場合、どの段階でつまずいているかを把握することが、今後の勉強の方針を立てる上で最も重要なことです。

有機総合演習

第3タ-ム6限
8月13日(火)~17日(土) 20:00~22:00
第4タ-ム6限
8月22日(木)~26日(月) 20:00~22:00
* どちらのコマも同内容です
化学1,2組集中授業-2

有機化学を一通り学び終えた人を対象に、知識の総整理と反応理論の運用能力のupを目的として入試問題演習を行う講座です。知っているべき有機化学の事項を完全網羅するように問題をセレクトします。
有機化学は完全に暗記すればよいという、分野ではありません。官能基の性質など要点をおさえれば、問題が簡単なパズルのように感じられ、多くの部分で記憶に頼らずともするすると解けていくものです。理論分野などと比べ、解答時間を圧倒的に短くすることのできる有機化学分野は、大学受験において大きな得点源であり、この演習を通して磐石な土台を完成させることをねらいます。
生物

バイオテクノロジー講義

─技術を学ぶことが基礎の総復習へつながる─

第2タ-ム6限
8月6日(火)~10日(土) 20:00~22:00
生物集中授業

本講座では、生物I・IIを一通り履修した人を対象にバイオテクノロジーの講義を行います。バイオテクノロジー(生命の機能を応用して実生活に役立てる技術)は、近年飛躍的に発展してきており、それに伴い難関といわれる国立大学や医科大学の入試問題においてもテーマとされることが増えてきました。いまや大学受験に外せないトピックスの一つです。「クローン技術」・「遺伝子組み換え技術」などよく話題にも上る応用技術を理解するためには、生命現象を物質レベル・細胞レベルでとらえることが重要です。本講座は、こういったバイオテクノロジーの講義を通し、これまで学んできたことの根本をなす生命現象の復習を行い、より理解を深め、最先端の技術を扱った初見の入試問題にも対応できる力を養うことを目的としています。
また、講義と同時に多くの受験生が苦手とする論述問題の添削演習も行い、記述力も養います。問題は過去の入試問題を中心に、各分野から広く取り上げる予定です。

参考資料 - 理科・分野別取り扱い時期

物理

分野 時期
力学 1-3月
熱学 4月
電磁気学 5-7月
波動 8月
テストゼミ 9月-12月

化学

分野 時期
理論 1-3月
無機 4-5月
有機 6-7月
テストゼミ 9−12月

生物

分野 時期
総論 1-3月
各論 4-7月
テストゼミ 9-12月